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[C155]

地獄はみんな大なり小なり感じているんです問題はそれを乗り越えられるかと言うことなんです。似合いませんね私には
感想です、なんかもうアルフィトルテが大人っぽいですし、ヤンデレぽいですね~
この選択しは、幽霧の終演と関係なさそうなので趣味で1番を

[C156]

流石は占い師、行く先を見据えた上の言葉...これも重要なフラグになるでしょうね
さて選択肢ですか..、迷いますね~
ナンバーズだと普段接点が無い連中に絡まれる
ナイツだとアリサ、すずかたちに絡まれる
次元航行部隊だと、オレンジさんがワショーイ?
 それをなのは・フェイトが抑える...かな?
陸士部隊はギン姉と涼香さんあたりかな? もしくはスバルあたり..
フリーか...、ある意味鬼門でもある選択肢ですからね。作者さんに任せるみたいなノリはあんまり好きではないと思いますので..

結論
③ 次元航行部隊でのオレンジさんのその後を希望!(爆笑)

 長文すみません(あと展開フラグ潰してるようで申し訳ない)
  • 2008-09-28
  • 投稿者 : 恭也
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『眠れない二日間』③

こんばんは。雪奈・長月です。

今夜は日曜日。
現在、涼香様の時空管理局ラジオ進行中!
自身の身体をご自愛ください。

というかまず先に私自身の精神をご自愛しないといけないですかね・・・・・

うん。三週間ぶりの「なのはギャルゲーテイスト」ですね。
自由奔放なSSだとよく言われますが、コメントして頂かないとどうしようもないです。
コメントが無ければ、私自身が考えるとおりに進めるしかないので。
「はやてちゃんの出番出せ!」とか「なのはさんをもっと」でもOKなので頼みます。
選択肢も出そうと考えているので、それはコメントかweb拍手でお答え下さい。
下手したら色々とまずいので・・・・・・
というか、傍観していてもシナリオは良くなりませんから。
これが続くと良くないシナリオになって、後味の悪いEDに至るかもしれません。
ちゃんとしたフィナーレを迎えれることを祈る限りです。

過去の部分が読みたい方は『戯言工房』へ。
ある種のカオス空間なのでご注意下さい

さて、コメント返しの時間です。





コメント返し⑩
「ちょ、黒いです!
 なんて言いますかトラウマになりそうなものばかりが多くてR指定が入るんじゃないかとひやひやしましたw
 特に白いのが出てきた辺りはきついですね…・・・」
 ・本編でこんな生物たちが出てくるような事態にならないことを祈りますね。
「最後の幽霧と紅い女性とのユニゾンも謎を残す意味深なフラグにも見えてしまいました 」
 ・流石、作者の望むコメントをしてくださる人の一人ですね

  作者である私に「○○ならないように○○して欲しい」や「○○に○○して欲しい」というコメントがあればありがたいです。
  中にはある期限までに何かに気づくコメントが必要な場合があります。一定人数が気づかないという事でシナリオが変わる時がありますからね・・・・・・・


では、問題の本編。





「眠れない二日間」③


〈【喫茶「白桜雪」】 十二時二十三分〉

「二日間、お世話になります。諜報部所属の幽霧霞諜報員です。階級は三等陸士です」
「おねがいします」
「……ナタネ特務員です」
 私服の幽霧とアルフィトルテ。そしてナタネは【喫茶「白桜雪」】の厨房で一礼した。
 時間は十二時二十三分。軽食を取る為に人が多く集まりそうな時刻なのだが、厨房には大体の教導官が集結していた。
 理由は簡単至極で、貸し出されて来た局員たちの顔を見るためであった。
 貸し出されて来たのは時空管理局の大体から恨まれ、忌み嫌われている諜報部に所属する局員。その上、その一人が管理局の裏で大人気過ぎて一種のアイドルと化している幽霧霞なのだから尚更であった。
 何人かは少し驚いた顔をし、何人かは涙を流している。
 そして何人かは―――
「けっ。いけ好かない奴が来たもんだ」
 そう呟いたのはメイド服に身を包んだヴィアフであった。周囲にいた局員の数名もその意見に首肯した。
 諜報部は管理局の内外問わず、様々な情報を収集して管理するのが仕事だ。扱う情報は管理局の機密情報から局員個人の弱みまで幅広い。
 部隊長があの雪奈・長月だ。噂によると上層部の暗部から局員の恋愛関係の一つ一つまで熟知しているらしい。
 自身の弱みを握っているかもしれない相手に心を許す事も出来ないのも当たり前だろう。下手したらその弱みで立場が揺るがされるかもしれないのだから。
 そんな空気を機敏に感じ取ったのか、なのはは少し慌てた風に言った。
「時間的にそろそろ準備をしないといけないね」
「そうだな。こいつらはあたしが連れて行く。なのはは先に仕事してろ」
 そう言ってヴィータは幽霧たちを更衣室へ案内する。



 ヴィータは三人を女子用の更衣室を連れてきた。幽霧は男なのだが、男性局員が更衣室で襲いかねないという理由で一緒に連れてきたのだ。そこには何故かヴィアフの姿もあった。
 三人はヴィータとヴィアフに背を向けながら服を脱ぎ始める。
 雪のように白い肌と一緒にそれぞれの下着もあらわになる。
 幽霧の下着姿に二人は硬直した。
 女の姿をとったデバイスであるアルフィトルテとナタネが女用の下着を着用しているのは問題ないのだが、男である幽霧までもが女用の下着をつけていた。
「まさか、スバルが言っていた事が本当だとは思わなかったぜ」
 スバルから話を聞いていたヴィータは顔を引きつらせる。
 ヴィアフはどうであったかというと、いきなりゲラゲラと笑い出した。
「あの時、私たちの前に立ちふさがるんじゃないかと考えられていた諜報部の一人が、こんな女装癖のある奴? ハハハ! お笑い種だよ」
 侮辱じみたヴィアフの言葉に幽霧は何の反応も示さずに、雪奈から渡されていた【喫茶「白桜雪」】の制服に袖をとおしている。
 反応一つ示さない幽霧にヴィアフは苛立つかのように吼える。
「女の私にこんな事を言われても何も言わないのかい? 女々しい奴だねぇ」
「おい、ヴィアフ。止めておけよ」
 その言動はマズいと思ったヴィータはヴィアフに釘を刺す。
「ヴィータ。何イイ子ぶってんのさぁ? こんな何も言わないインポの前で」
 しかしヴィアフの口は止まる事を知らない。
「ココまで言われて無言って、頭にウジでも湧いてんのかい?」
 幽霧は藍色のワンピースを着用した状態でやっと口を開く。
「慣れてますから」
「ハハハッ! 慣れているなんて、アンタ。イカレてんじゃないの? ハハハハハッ!」
 遂にヴィアフは腹を抱えて笑い出す。
 人格否定に近い言葉を浴びせかけられても幽霧は反論せずに着替えている。
 そんな幽霧の姿が滑稽に見えるのか、ヴィアフは涙目になりながらも笑い続けている。
 ヴィータは何を言っても無駄だと悟ったのか、武力行使でヴィアフを止めにかかろうとする。
 その時。アルフィトルテが動き出した。
 アルフィトルテは無言でヴィアフの前に立つ。
「なんだい?」
 怪訝な顔をするヴィアフの胸に人差し指を突きつける。指先には真紅の魔法陣が展開されている。
「ママを侮辱するな」
 その声には怒気どころか殺意がにじみ出ていた。発言によっては指先に展開した魔法で心臓を破壊すると言っているかのように。
 アルフィトルテの身体から放たれるのはむせ返るくらい濃厚な死の臭い。今立っているのが更衣室ではなく、戦場であるような空気に変わっていく。
 ヴィアフとヴィータは過去に修羅場を潜り抜けた剛の者である。死にかけた事もあるし、人を殺した経験も少なからずある。命のやり取りなど日常茶飯事であった時期もあった。
 しかしアルフィトルテから放たれる気配はそんな経験など児戯であるかのように思えた。
 二人の脳裏に幾つもの死を連想させ、身体をやすりで削っているような感覚を与える。全身という全身が隈なく煽動し、心臓が破裂しそうなくらい早鐘を打つ。
 なのに身じろぎする事すら出来なかった。指の一本どころか、眼球さえ動かせない。呼吸をする事すら出来ない。
 空気だけが徐々に重くなっていく。
「アルフィトルテ」
 白いエプロンとヘッドレスをつけた幽霧がロッカーを閉めて振り向く。その目は死んだ魚のように無機質で濁っている。
 幽霧の言葉でアルフィトルテはヴィアフの胸に突きつけていた指先を下ろす。殺伐とした空気も無くなったが、ヴィアフを睨みつける事は止めていない。
 空気が無くなった事で余裕が出てきたヴィアフは言ってはいけない言葉を吐いた。
「なのはから聞いたよ。こいつがお前をママと呼ばせているのは長月なんだってね。お前もだけど、長月も頭がイカレてるんじゃないのか?」
 幽霧は無言でヴィアフの目を覗き込む。
 全ての地獄を見通した上で全ての事象を拒絶した様な冷たい瞳。まるであらゆるあらゆる物を煮詰めてドロドロしたような混沌。
 意識がその死んだ魚のように無機質で濁りきった目に飲み込まれていく。そのまま同化して個の人格という物を無くなっていく。見ているだけで自己の存在を否定されていく。
 更衣室の空気がドロドロとしていき、個の存在と部屋の境界が無くなっていき、徐々に混ざって一つになっていくような感じがした。
「そうだ……その目だよ」
 意識が希薄になり、混濁して行くような感じに耐えながらも震える声でヴィアフは言った。
「人の愛に埋もれてチヤホヤされて生きてきたガキが一丁前に地獄を知っているような目をすんじゃないよ……」
 そんな中で更衣室の扉が開く。
「幽霧くん。準備できた?」
 入ってきたのはなのはであった。
「はい」
 そう言って幽霧と、いつの間にか着替え終わっていたアルフィトルテとナタネが更衣室から出る。
 幽霧が視線を外した事によって力が抜け、床にへ垂れ込んだヴィアフ。まだ意識がどこかに行っているヴィータの二人だけが更衣室に残された。



〈【喫茶「白桜雪」】 十三時二分〉

「御待たせ致しました。紅茶とリンゴのコンポートタルトにございます」
 メイド服姿の幽霧はテーブルに紅茶の入ったポッド一つとカップが二つ。そして甘く煮られたリンゴのタルトを置く。
 幽霧の動きには全くよどみが無い。まるで熟練のウェイトレスのようであった。
「ありがとう御座います~」
 そこの席に座っていたのは若い男女。きっとデート中のカップルだろう。
「どういたしまして」
 感謝してきた客に幽霧は仕事用の妖艶の笑顔で返す。
 その笑顔に女性は顔を真っ赤にし、男性はポロリとフォークを落とす。
 金属が床にぶつかる音が響いた。
「あっ……」
 男性は金属音で我に返り、顔を赤らめる。まるで好きな人の前で失態をしてしまった男の子のようであった。
「失礼します」
 代わりのフォークを置いてから幽霧は頭を深く下げ、男性の落としたフォークを取る。その動きと一緒にワンピースの裾が上にあがって行く。
 カップルたちのいる席と反対側にいる客は幽霧の足を凝視する。徐々にふくらはぎから太腿が露わになっていく。
 席から幽霧の足が見える男たちはごくりと唾を飲む。
「失礼しました」
 幽霧は下着が見えるか見えないかの位置で起き上がり、回収したフォークを持って厨房に消える。
 席に座っている男性客は一斉にわざとらしくフォークやスプーンを落とした。
 店内に金属音が降り注ぐ雨のように絶え間なく響いた。
 その光景を見た局員たちは唖然とする事しか出来ない。
 しかし厨房に消えた幽霧は落ちた食器を拾いに出てこなかった。
 男性客は残念そうな顔をしながら自ら落とした食器を拾う。
 再び厨房から出てきた幽霧は銀色のお盆にアイスティー三つと湯気を濛々と上げるシフォンケーキを持っていた。
 向かった席に座っているのは友達連れで来たらしき女性三人。
「御待たせしました。アイスティー三つとほこほこシフォンケーキワンホールです」
 ちょうど話に区切りがついたらしく、女性三人は凄く嬉しそうな顔をした。
 オーダーされたアイスティーとシフォンケーキを置いて去ろうとする幽霧に女性の一人が話しかける。
「すみません……」
「何でしょうか?」
 幽霧は声をかけてきた女性を見る。ハイネックのシャツにカーデガンを羽織り、メガネをかけていた。見た目は大人しい感じで、年齢は十七歳ぐらいだろう。
「サイン……頂けないでしょうか? ……お姉さま……」
 そう言ってメモ帳と筆記用具を差し出す。
「……」
 顔に笑顔を貼り付けたまま幽霧は硬直する。まさかお姉さまと呼ばれる上にサインまでねだられると思わなかったのだろう。
 幽霧は誰かに助けを求めるかのように視線をさまよわせる。
 しかし誰も幽霧を助けようとしなかった。
「すみませ~ん! チョコバナナパフェ一つ~!」
 ニヤリと笑いながら女性の一人が追加オーダーをする。そんなサービスをしていないという言葉を使うという手段を与えない為だろう。
「やってあげれば? 幽霧くん」
 ちょうど近くを通ったなのはが幽霧に小さく耳打ちする。
 またしばらく幽霧は硬直してから、渋々ながら差し出された手帳にサインをした。
「あぁぁぁぁっ……ありがとうございますっ! ミラージュお姉さまっ!」
 幽霧がサインした手帳を受け取ったメガネの女性は喜びで歓声を上げる。
 女性とは逆に幽霧は変な声を出しながら硬直した。
「……ぇ?」
 周囲の客だけではなく、給仕をしている局員たちもざわめき始める。
 ミラージュというのは幽霧がとあるアイドルたちのライヴで歌わされた時に名乗らされた名前。
 ライヴに来た観客はおろかスタッフ一同まで、そこにいた人全てを涙の渦に巻き込んだ正体不明の歌姫という事で色々と騒がれているらしい。
 まさかこんな所でバレるとは幽霧も思って見なかった。
 しかし幽霧はそれを悟られないように笑顔で言った。
「人違いです」
 その一言によって客と局員たちが静まった。何故か落胆しているようにも感じられた。
 しかしメガネの女性だけは違った。
「いいえ、私は貴女がミラージュだと思っています」
「……仕事があるので失礼します」
 知らない人に笑顔を向けられる事に余り耐性がない幽霧は、無邪気な笑顔で答えたメガネの女性に戸惑いながら立ち去ろうとする。
「はい。ありがとうございました」
 嬉しそうな女性や興味津々な他の客からの視線を背中に受けながら幽霧は厨房へ入っていった。



〈【喫茶「白桜雪」】 十四時五十二分〉

「はぁ……」
 ため息をつきながら【喫茶「白桜雪」】の制服を脱ぐ幽霧。
 メガネの女性にミラージュと呼ばれてから、客だけではなく局員たちにも絡まれていた。
 数分前には、どこからか情報を仕入れてきたパパラッチから質問攻めに合ってしまった。
 しかし幽霧も諜報部の一員。嘘と誤魔化しでのらりくらりとかわした。それでも疲れる事には変わりないらしく、疲れているようにも見えた。
「ママ……だいじょうぶ?」
 側にいたアルフィトルテが幽霧に訊ねる。その顔は凄く心配そうだ。
「うん……大丈夫…だよ」
 疲労を顔に出さないように幽霧は答える。しかし明らかに疲れているようにしか見えない。
 アルフィトルテは幽霧に言った。
「しゃがんで。ママ」
 幽霧は意味が分からなかったが、アルフィトルテの言うとおりにしゃがむ。
 しゃがみこんだ幽霧の頭を自身の胸に引き寄せるアルフィトルテ。そして
「ぎゅ~」
 アルフィトルテは小さな手で幽霧を抱き締める。それはまるで母親が赤子を抱きしめるようでもあった。
 幽霧は頬に温かさを感じ、彼女の心音を聞いた。
 デバイスであるはずなのに、その音は妙に穏やかで人間のような鼓動であった。
「ママはがんばりすぎだよ。もっとらくにしてもいいんだよ?」
 片手で幽霧の頭を抱きながらそっと頭を撫でる。その声は全てを知り、その全てを受け入れるような優しい感じがした。
 身体の力が抜けるのを幽霧は感じた。張り詰めていたものがゆっくりと無くなっていく。
 幽霧はこれに似た感触をどこかで感じ、その優しい声をかなり前に聞いたような気がした。
 アルフィトルテの優しい手つきと声に促され、幽霧は眠りに落ちていく。
 幽霧の寝息を感じながらアルフィトルテは嬉しそうに微笑む。
 その顔は年相応の顔ではなく、幽霧より年上の女性のようであった。



〈十五時四十九分 なのは〉

「フェイトちゃんから聞いていたけど、幽霧くんの寝顔って可愛いんだね」
「そうですか」
 幽霧は他人事のように返した。
 いつの間にかアルフィトルテの腕の中で眠っていた幽霧は、更衣室に入ってきたなのはによって数分前に起こされた。
 そして幽霧たちは今、大晦日で賑わっているクラナガンの街を歩いていた。
 幽霧とアルフィトルテは次のお店へ移動する為で、なのはは足りなくなった材料を補充する為の買出しだった。
「ふふっ♪ 寝ている時は可愛いのに、起きている時は無表情が多いのかな~?」
 なのはは幽霧の寝顔を思い出しているのか、妙に楽しそうであった。
 どう返せば良いのか分からないらしく、幽霧はずっと無言だった。
 ずっと幽霧が無表情である事が気に入らないらしく、なのははむっとする。しかし何か面白い悪戯を思いついたらしく、楽しそうな顔をする。
「幽霧くん」
「……なんですか?」
「ミラージュの正体は幽霧くんなんでしょ?」
 笑顔で言うなのは。
「ぶふっ!」
 突然の言葉に幽霧は盛大に噴き、次の瞬間には咳き込む。
 そんなリアクション面白かったのだろう。なのはは声を上げて笑った。
 なのはに笑われたのが少し恥ずかしかったらしく、幽霧は頬を赤らめる。その顔はまるで女の子のようであった。
「……それもフェイトさんから聞いたのですか?」
「ううん。これは女の子の勘かな」
 あどけない子供のように笑うなのは。
 基本的に無邪気な笑顔を向けられるのに弱い幽霧は更に顔を紅潮させて戸惑ってしまう。
「なのはさん……ママをいじめるてるの?」
 アルフィトルテはじっとなのはを見つめる。なのはが幽霧をいじめているように見えたようだ。
 攻撃魔法を発動させそうなアルフィトルテになのはは答える。
「いじめてないよ」
「ほんとう?」
 アルフィトルテは小さく首を傾げながらなのはを見る。
「本当だよぉ~」
 信じてなさそうなアルフィトルテに困り顔で慌てるなのは。
 幽霧はなのはに助け舟を出す。
「アルフィトルテ。なのはさんをいじめちゃ駄目ですよ……困っているじゃないですか」
「いじめてないもん……」
 スカートの裾を強く掴みながら俯くアルフィトルテ。その顔は今にも泣き出してしまいそうだった。
 なのはは俯くアルフィトルテに苦笑し、その手を握る。
「……なのはさん?」
「私と手を繋ぐのは……いや?」
 驚くアルフィトルテになのはは微笑む。
「……嫌じゃない」
 恥ずかしいのか顔をそらしながら答えるアルフィトルテ。
 そんなアルフィトルテになのはと幽霧は楽しそうに微笑んだ。
「あんな所に占いの館があるよ。」
 なのはが指差した先には本当に占いの館と書かれた店があった。
「買出しの方は……」
「少しくらいなら良いと思うよ。いこっ!」
 二人を引っ張りながら占いの館に入るなのは。



 中は真っ暗で照明と言える物は火がついた蝋燭一つしかなかった。
「良く来た。小さな子らよ」
 占い師らしき女性がなのはたちに声をかける。頭にはフードらしきものをかぶっていて顔が見えない。
「この椅子に座るが良い。小さき子らは何を知りたいのだ?」
 なのはたちは椅子に座る。なのはは占い師に言った。
「まず先にこの子を見て貰えないでしょうか?」
「うむ」
 占い師は幽霧の目を覗き込む。
 覗きこまれている幽霧は占い師に心の奥まで見られている気がした。
 しばらくして占い師は幽霧から視線を外し、軽く息を吐いてから占いの結果を話し始めた。
「今、そなたは重大な選択肢に立たされておる。
 一つは真実に至る道。
 もう一つは全てを失い、全てを壊し尽くす者となる道。
 私から言える事は一つのみ。
 傍観したままでは好転などしない。悪くなって行くだけだ。
 選択し続け、真実の欠片を集める事だ。決して運命に流されるままに進んではならぬ」
「……そうですか」
 占い師の言葉の意味が上手く掴めない幽霧は首を傾げながらも頷いた。
 なのはを見ながら占い師は言う。
「まだそなたには運命を変える選択肢は見えないな。このままの自身が思うがままに進むが良い」
「ありがとうございます」
 占い師に軽く頭を下げ、占い料を渡すなのは。
 そして三人は占いの館から出た。
「ん~。なんか面白いことを言われたね。幽霧くん」
「そうですね」
 幽霧は占いの言葉を思い出しながら頷いた。
 近くを時計を見ながらなのはは幽霧に言った。
「そろそろ買出しをして戻らないとね」
「じゃあ、自分たちはこれで」
 幽霧とアルフィトルテは次に行く店へと歩き出す。
「いってらっしゃい」
 なのはは二人に手を振った。





選択肢
「次はどこに行く?」
①ナンバースたちのお店
②ナイツのお店
③次元航行部隊
④陸士部隊
⑤フリー(ご自由にどうぞ)

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地獄はみんな大なり小なり感じているんです問題はそれを乗り越えられるかと言うことなんです。似合いませんね私には
感想です、なんかもうアルフィトルテが大人っぽいですし、ヤンデレぽいですね~
この選択しは、幽霧の終演と関係なさそうなので趣味で1番を

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流石は占い師、行く先を見据えた上の言葉...これも重要なフラグになるでしょうね
さて選択肢ですか..、迷いますね~
ナンバーズだと普段接点が無い連中に絡まれる
ナイツだとアリサ、すずかたちに絡まれる
次元航行部隊だと、オレンジさんがワショーイ?
 それをなのは・フェイトが抑える...かな?
陸士部隊はギン姉と涼香さんあたりかな? もしくはスバルあたり..
フリーか...、ある意味鬼門でもある選択肢ですからね。作者さんに任せるみたいなノリはあんまり好きではないと思いますので..

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③ 次元航行部隊でのオレンジさんのその後を希望!(爆笑)

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  • 2008-09-28
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「交換戯言日誌」を見に来て下さってありがとうございます。
終焉の引き金を引くのは貴方。
物語の続きを作るのもまた……
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