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[C107] 感想

まったりほのぼのの買い物の続きか~。
っつーかナタネさんと戯れる子供たちや幽霧の胸を揉むガキんちょやらが微笑ましいw
アルフィトルテは回を増すごとに可愛らしさがアップしてる...。
お持ち帰りしてもいいですか?
  • 2008-07-06
  • 投稿者 : 恭也
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[C108]

今回はナタネとアルトフィルテのかわいさが目立つ回でした
(*ノωノ)

しかしレンの暴走具合も相当のものですねえ・・
ナイツも総力を挙げて復縁できるよう手助けせねばww
  • 2008-07-07
  • 投稿者 :
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[C111]

ナタネさん、大変そうな部隊に組み込まれてしまったようですがうまくいくことを祈っていますw

なんとなくですが幽霧君はやわらかくなりましたねw

モグパン、美味しそうですww
  • 2008-07-11
  • 投稿者 : 羽
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『買い物。幽霧霞の一日』④

こんばんは。雪奈・長月です。

現在、涼香様の時空管理局ラジオ進行中!
涼香様。身体を壊さない程度に、捕捉作業を頑張ってください。
ちゃんと自身の身体をご自愛くださいね。

PCが修理に出ているので、更新するだけのためにネットカフェを使うという最終奥義な荒技を行っております。
もちろん、懐が痛いですよ。それでも更新します。
最近は内容がつまらないのか、コメントや意見が少ないですね。
コメントは欲しくて欲しくてしょうがないほど欲しいですが、無理強させてもしょうがないのですからね……
無理強いさせても、無理強いさせなくてもコメントが貰えない事には変わりないですが(自嘲)
私にコメントという優しさを…………下さい。
死にそうではありませんが、寂しさで自傷行為に陥りそうです。
まあ。それでも書くしかないのでしょう。
そういう事で……始めます。





「暖かいですね」
 涼香は少しだけ雲がある空を見上げながら呟く。
「そうですね……」
 自動販売機で買った缶コーヒーを飲みながら言葉を返す幽霧。飲んでいるコーヒーも温かく、じんわりと身体を温めてくれる。
 その足下には下の階で買った服が入っていると思われる紙袋が置かれていた。
「甘くて美味しいね」
 ミルクセーキの缶を両手で持ちながらアルフィトルテも空を見上げる。
「風が少し寒くないですか?」
 ベンチに座るえーまが缶コーヒーで両手を温めながら三人に返す。
 四人はデパート「アウグスタ」の屋上でのんびりと空を見上げていた。
 小春日和だからだろうか。親子連れやカップルがほとんどを占め、とにかく活気に満ちていた。
 幽霧は周囲に視線をさまよわせる。
 親とはぐれて迷子になる子供も多いらしく、店員もその対応に追われている。今も迷子の呼び出しが放送で行われている。親と手を繋ぐ者、足元を歩く者、やたらと走り回る者。
 自分にもあんな時代があったのかと思うと幽霧は懐かしさを感じた。
 まだ少し小さかった頃、一日でも休暇が出来ると雪奈は幽霧たちをどこかに連れて行ってくれた事も一緒に思い出す。
 幽霧とノインは迷子になる事は少なかったが、弥刀や萌夜がよく迷子になっていた事を覚えている。
 思い出しながら幽霧は思う。自身は両親と出掛けた事があったのかと。
 弥刀やノインたちは両親と出掛けた記憶がある。
 しかし幽霧は五歳から前の記憶が無い為、両親がどんな人だったかすら知らない。
 小さい頃、幽霧は両親から望まれずに生まれたのではないかと考えた事もあった。
 その答えは未だに出ていない。
 きっと死ぬまでその答えだけは出せないだろう。
 何故なら、幽霧はその答えを確かめる術がないからだ。
 しかし両親の代わりに雪奈たちが幽霧の側にいた。
 小さかった幽霧を見守っていた存在を、今の幽霧は否定する事は出来ない。
 楽しい思い出もあるのだから、自身はそれなりに幸せなのだろうと幽霧は思う。
 これ以上考えても仕方ないと思ったのか、幽霧は周囲を見渡す。
 そこで異様な光景を目にする。
 ステージの前に置いてあるベンチの一カ所に子供が群がっている。
 子供の間から白い髪と肌。そして独創的な意匠の黒い服が見えた。
 幽霧の脳裏にある人の姿が思い浮かぶ。
 しかし彼女がこんな所にいるはずはないと思いながらも幽霧はそこへ近づいていく。
「こいつ。髪が白いぞ」
「うわぁ……おかあさんよりおっぱいおおきい……」
「お人形さんみたい」
 子供たちに髪や胸などを触られてもその少女は何の対処もしない。
 しかし対処が分からなくて困惑しているようにも感じられた。
 幽霧はその少女に話しかける。
「……ここで何をしているんですか? ……ナタネさん」
「お久しぶりです。ユウギリ」
 灰色の瞳を持つ白髪の少女が子供たちにしがみ付かれながらも幽霧に視線を向ける。
 そこにいたのは幽霧が予想した通り、ナタネの姿があった。
 その顔はまるでこの状態でどんな顔をすれば良いのか分からないようにも見える。
 幽霧は再度問う。
「一体、何をしているのですか?」
「人間観察です」
 ナタネはそう言って腕に抱きつく子供を持ち上げながら一冊のノートを見せる。
 長年使われているのか、垢や何かで汚れていた。
「……なるほど」
 幽霧はそのノートを見る事で少しだけ納得した。
 諜報部は人混みに紛れ込む技術を必要とされる。
 目立っていれば情報収集がしにくくなるからだ。
 だから少しでも人の中に溶け込む技術を養う修行として、人が多い場所で人を観察させる。
 それに毎日、同じ場所にいれば目立たないはずがない。その上で目立たないように出来た時、諜報部の局員となるのだ。
 まさしくナタネが今、行っているのが諜報部に所属する局員の通過儀礼。
 今の所はまだ人混みに溶け込んでいるようには感じられない。
 白色の髪に灰色の瞳という容姿の面もあるが、子供に群がられているのは異様に目立っている。
 どうやら、修行が足りないのだろう。
 しかし幽霧はナタネがそれをしている理由までは分からなかった。
「幽霧さん。お知り合いですか?」
 戻って来ない幽霧を心配したのだろう。涼香たちが幽霧の荷物も持って近づいてきた。
「ナタネおねえちゃん!」
 アルフィトルテは子供たちに紛れて、ナタネの膝に抱きつく。
「お久しぶりです。アルフィトルテ」
 ナタネはアルフィトルテの頭に手を乗せ、頭を撫で始める。他人の頭を撫でた事が無いのか、その仕草にぎこちなさがある。
 しかしアルフィトルテは幸せそうであった。
「初めまして。時空管理局諜報部緊急時限定特務局員のナタネ・ヴィリエ・オーギュストです」
 緊急時限定特務局員とはいえ、諜報部の局員になっているとは思わなかった幽霧はナタネの言葉に驚いた。
「幽霧さんと同じ部署の方でしたか。初めまして、広報部の涼香です」
 涼香はナタネに自己紹介をする。
「お~い。ナタネ」
 人混みを掻き分け、少女二人が姿を現す。
 一人は赤い髪を三つ編みし、ゴシックロリータ風の黒い服を着た青い瞳の少女。
 もう一人は黒いインナーにファーの付いた茶色のジャケットを羽織り、ジーンズを穿いた蒼い髪で碧眼の少女。
「ヴィータ教導官。それにスバル・ナカジマ一等陸士」
 この二人がいる事に驚く幽霧。
「ヴィータで良い。ここは職場じゃないからな」
「私もスバルで良いよ」
 そう言ってぶすっとするヴィータと幽霧に笑いかけるスバル。
 幽霧は無表情で二人に尋ねる。
「お二人は何故ココに?」
 ヴィータは両手がアイスでふさがっているので、顎でナタネを示す。
「長月の奴に頼まれたんだよ。暇なら、こいつの側にいろってな……ったく。私の休日を何だと思ってんだよ……」
 毒づくヴィータにスバルは苦笑する。
「まあ、楽しいから良いじゃないですか。ヴィータ副隊長」
 そう言ってスバルは四角の箱をナタネに渡す。
「おい。ナタネの胸を揉んでんじゃねぇ」
 ヴィータはナタネにひっついている子供たちを引き剥がす。
 意外と人付き合いは良いらしい。
「ほら、さっさとくえ」
「いただきます」
 スバルから手渡された箱の中には一枚のお好み焼きが入っていた。
 のんびりとナタネはお好み焼きを食べ始める。
「夜天……アインに勧められたお好み焼きという物は美味しいのですね」
 ナタネはお好み焼きを食べながらそんな感想を漏らす。
「このおねえちゃん。さっきのおねえちゃんよりおっぱいちいさい」
「小さい言うなぁ!」
 子供の一人の感想にヴィータは叫ぶ。
 ヴィータも胸については悩んでいるのかもしれない。
「ナタネの後ろにつくヴィリエ・オーギュストは……」
「偽名です。諜報部の書庫閲覧を交渉しに行ったとき、長月部隊長からそれを条件に緊急時限定特務員なるよう持ちかけられました」
 お好み焼きをゆっくりと咀嚼しながらナタネは返す。
 幽霧は長月部隊長ならやりかねないと思った。
「そういえば、ココに張って何日目ですか?」
「三日です」
 お好み焼きをゆっくりと食べながら答えるナタネ。
 思い返すように幽霧は呟く。
「自分が気配を消す事を覚えた頃ですね」
 幽霧の言う「気配を消す」の意味が分からないナタネは首を傾げた。
「気配を消すとはどのような事でしょうか?」
「こういう事ですね」
 突然、幽霧の身体が霧のように揺らいで消える。
「!?」
 ナタネが周囲を見回しても幽霧の姿は見つからない。
 気配どころか存在まで消失していた。
「……こちらです」
 背後から声をかけられ、振り向くとそこには幽霧の姿があった。
 瞬間移動した様にも見えないし、転移魔法を発動した痕跡も無い。
 まるで世界から出たり入ったりしているような雰囲気。
「これを習得したおかげで、ナンパされる事は無くなりましたね」
 思い返すようにしみじみと語る幽霧から苦労していた事が感じられた。
「それは……」
「でも、ナタネさんも凄いと思いますよ」
 幽霧の言っている事の意味が分からないナタネは首を傾げる。
「それはどういう事なのでしょうか?」
「子供はどれだけ優しい言葉を尽くしても、本能で嫌悪感や警戒心を抱かれたら話を聞いてくれません。大人は思考してから行動しますが、子供は感じてから行動するのです」
 ナタネの問いに幽霧は説明をする。
 そしてナタネに笑いかけた。
「子供たちは本能でナタネさんを無害だと感じ、あんなにも接してきたのですよ。それは凄い事です」
「そういう物……なのですか?」
「ええ。そういう物です」
 少し困惑しているらしく、ナタネの言葉はたどたどしい。
 そんなナタネに幽霧は自然と微笑みが浮かんだ。
「このおねえちゃん……ひらたい」
 突然、幽霧は子供に背後から胸を触られた。
「おい。だから、人の……」
 ヴィータは幽霧の胸を触る子供に駆け寄る。
 幽霧は全く動じずにズボンのポケットに手を入れ、中に入っていた物を子供に差し出す。
 それは包み紙に包まれた飴玉であった。
「くれるの? おねえちゃん」
「はい。でもこれから女の人の胸を触ってはいけないですよ」
「うん! わかった!」
 子供は幽霧に頷く。幽霧は微笑みながら子供の頭を撫でた。
 涼香たちはその光景を呆然とした様子で見ていた。
 まさかいつも仏頂面の幽霧が子供に微笑むとは思わなかったからだ。
 ヴィータやスバルも有り得ない物を見たような顔をしていた。
「わたしにもあめちょうだい!」
「わたしも」
「ぼくも」
 アルフィトルテを皮切りに子供たちが幽霧の方に走ってきた。
 幽霧は苦笑しながらも子供たちに飴を渡す。
「ユウギリだって、子供に好かれているじゃないですか」
 ナタネのツッコミに幽霧は苦笑した。



「さて、次はどこ行きます? 行く所がないのなら、お勧めの店がありますが」
「後は……静奈産野菜直送便の契約更新だけですね」
 幽霧はデパート「アウグスタ」のエスカレータで降りながら涼香の問いに答える。
「ままぁ……もぐぱんはかわないの?」
 鮮血をそのまま固めたような真紅の瞳に涙を浮かべながらスカートの裾を掴むアルフィトルテ。
 まさしく幼女スキーの方々なら一発でノックアウトされてしまいそうなポーズだ。
 涼香たちは涙目のアルフィトルテに硬直する。その身体は何かの衝動に耐えるように震えている。
「うん。静奈産野菜直送便の契約更新をしたら、もぐぽん酒造にも行かないとね」
 幽霧は涙目のアルフィトルテの頭を撫でながら苦笑する。
 なんとも微笑ましい光景だ。幼女スキーの方々に二人とも拉致されて行かないか心配だ。
 周囲で見ていた人たちは二人の姿に感動したのか、ハンカチや服の袖で涙を拭っている。
「そういえば、もぐぱんって何なのですか? 名前からして、パンの一種のように思えるのですが」
「まあ。百聞は一見にしかずです」
 涼香にそう返し、のんびりとデパート「アウグスタ」の回転ドアへと歩く幽霧。
 アルフィトルテは幽霧の所へ走り、空いている方の手を握る。
 まるで二人が本当の親子の様に見えた。
 幽霧とアルフィトルテの言う「もぐぽん」なる物に想像を膨らませながら涼香とえーまもデパート「アウグスタ」を出た。



 幽霧が静奈産野菜直送便と契約している宅配便会社の支店で契約更新を行い、「もぐぽん酒造」に来た四人。
「……凄いですね」
 目の前に立つ「もぐぽん酒造」に涼香はそんな感想を漏らした。
 左側から葡萄酒の芳しい匂いが漂い、右側からはパンの香ばしい匂いが漂う。
 なんと「もぐぽん酒造」はパン屋と酒屋が一緒になったお店であった。
「もぐぱん♪もぐぱん♪」
 アルフィトルテは楽しそうに歌いながら幽霧と共に「もぐぽん酒造」に入る。
 店内は酒の瓶が綺麗に並べられ、酒のつまみと思われるコーナーにパンも売られている。
 その中でエプロンを付けたセーラー服の少女が焼きたてのパンを並べていた。
 幽霧は少女に話しかける。
「こんばんは。ガーランドさん」
「おっ! 幽霧。久しぶり~」
 ガーランドと呼ばれた少女は幽霧に笑いかける。
「えっと……もぐぽ……大将のもぐぱんはまだ残ってますか?」
「ごめ~ん。三十分前にあいちゃんが最後の一個を買ってっちゃった♪」
 悪びれた様子もなく豪快に笑うガーランド。
 ちらりとアルフィトルテを見る幽霧。
 目的の物が売り切れで悲しいらしく、スカートの裾を強く掴みながら俯いていた。
 床に水滴が落ち、小さな水溜りを作っていた。
 流石のガーランドも涙が出ないように堪えているアルフィトルテの姿に動揺し始める。
「えっ……あっ……あぅ……」
「ガーランドさぁ~ん。もぐぱんアイスサンドの試作品が出来ましたよ~」
 奥にある工房から若々しい青年が姿を現す。
 刈り上げた茶色の髪と引き締まった身体が印象的だ。
「こんばんは、モグポン大将。お久しぶりです」
「久しぶり~。幽霧さんの大切なお譲ちゃんはご機嫌斜めのようですね」
 ほとんど泣きじゃくっているアルフィトルテをなだめるガーランドを眺めながら苦笑するモグポン。
 ガーランドはモグポンの存在に気づき、すがる様に言う。
「てっ……店長! 皆さんに試作品をしっ……試食させてはどっ! どうでしょうか?」
 かなり慌てているらしく呂律が全く回っておらず、どもっている。
 ガーランドまでアルフィトルテと一緒に泣き出しそうな勢いだ。
 そんなオーラのせいでモグポンが了承しないとまずそうな空気と化す。
 すでに泣きじゃくっているアルフィトルテ。泣き出しそうなガーランド。
「……わかりました」
 モグポンはため息をつきながら了承した。
 そして試作品の「もぐぱんアイスサンド」を取りに工房へ戻る。
「良かったですね。アルフィトルテ」
「……ぶん」
 微笑みながら頭に手を乗せる幽霧にアルフィトルテは涙声で頷いた。
 ガーランドは気が抜けたらしく、床にへたり込む。
 しかし胸を撫で下ろす暇も与えられる事は無かった。
「お~い。ガーランドちゃ~ん! お勘定~」
 レジの前で呼ぶ声にガーランドは瞬時に反応し、レジへと走る。
 条件の領域に近い動きに幽霧たちはガーランドの苦労が思いやられた。
 工房から出てきたモグポン。手には紫色のパンがあった。
「これが試作品のもぐぱんアイスサンドです」
 最も「もぐぱん」を楽しみにしていたアルフィトルテに試作品を渡すモグポン。
「ありがとう!」
 渡された紫色のパンを貰ったアルフィトルテは満悦の笑顔を浮かべる。
 その笑顔はアマリリスの様に清楚で可愛らしく、見る全ての頬を緩ませてしまいそうであった。
 モグポンもそんな笑顔を向けられるのは満更でもないらしく、軽い微笑みで返す。
「このパンの生地には赤ワインを練り込まれているのですね」
 涼香は「もぐぱん」から香る芳しい匂いで生地に赤ワインが練り込まれているのが分かったらしい。
「ええ。貴方の予測通り、もぐぱんには赤ワインが練り込んであるのですよ。これが老若男女に人気で、遠くから買いに来る方もいるんですよ」
「温かいパンに冷たいアイスが合わさって美味しいですね」
 赤ワインの香りがするパンと冷たくて甘いアイスが調和している「もぐぱんアイスサンド」に感嘆するえーま。
「これで出しても問題無いと思いますよ。ただし、出来立てで無いと好まれないかもしれません」
 幽霧は「もぐぱんアイスサンド」に少し手厳しい判断を下す。
「やっぱりそうですよね」
 モグポンは幽霧の言葉に嘆息しながら落胆するような雰囲気が漂わせる。
「私も思ってたんですよね……放置したら美味しくなくなりますし、アイスが溶けないように冷やしたらもぐぱんの味が損ないますし……まだまだ改良が必要ですね」
「頑張って下さいよ。てんちょ~」
 いつのまにか戻っていたガーランドがモグポンの肩を叩く。
 そして話を変えるように幽霧に尋ねた。
「最近、レンの様子がおかしいんだけど……何か知らない? 手合わせしている時に「ガーランドたんはぁはぁ」とか「嗚呼。幽霧モエモエ」と言うから怖いんだけど」
 幽霧の額から汗が流れ始める。
 まさか恋人にフラれたショックからまだ立ち直っていないとは思わなかったからだ。
「あ~。レンさん……恋人に嫌われたショックでそうなったのではないでしょうか?」
「やっぱりか……」
 ガーランドは幽霧の言葉で深い溜め息を吐く。
 どうやら、ガーランドにも思い当たる節があったらしい。
「明日陽さんがよく愚痴ってたからな~。「レンが壊れちゃった……」とか「もうついて行けない」とか……」
 ガーランドは公私問わず苦労しているらしい。
「とりあえず、二人の仲を直すのが一番の近道……なのでしょうね」
「そう……だね……」
「「はぁ……」」
 骨が折れそうな状況になる事が安易に想像できた二人は深い溜め息をつく。
 モグポンはそんな二人に「もぐぱんアイスサンド」を差し出す。
「事情は分からないけど……これでも食べて元気出して下さい」
「はい……」
 二人は手に持った紫色のパンをかじる。
 赤ワインの芳しい匂いと一緒にアイスの冷たさと甘さが口いっぱいに広がった。
「うん。これは美味しいです……」
「右に同じく……」
「ありがとうござます。お褒め頂き光栄です」
 溜め息をつきながら観想を述べる幽霧とガーランドにモグポンは笑顔で返した。
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  • 2008-07-06
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(*ノωノ)

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Author:雪奈
「交換戯言日誌」を見に来て下さってありがとうございます。
終焉の引き金を引くのは貴方。
物語の続きを作るのもまた……
読んでいる貴方なのです。






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