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[C239]

良いですねぇ。
霞の変幻自在な変身魔法に+本物の承認証の数々。やっぱ彼はただものじゃありませんね
そしてひょっこり登場した新たな女性…新たな出会いが本当にやってきて読者としてはうれしい限りです
 これから書庫で何が起きるのか…そして霞は彼女になにを思っているのか…楽しみです
 そんなこんなで次のお話を楽しみにしています。では
  • 2012-08-05
  • 投稿者 : ぷー
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[T11] まとめ【魔法戦記リリカルなの】

【 聖王教会設立文化資料都市にて】.
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魔法戦記リリカルなのはギャルゲーテイストPeace of Relations.011

【 聖王教会設立文化資料都市にて】

.

 わざわざ諜報部の転送ポートを使って向かう都市『ヴァイゼ・バアル』はベルカ自治領にあった。
 別の正式名称が存在するが、余りにも長いその名で呼ぶ人間は少ない。なんせ公式地図の表記ですらそれになっているくらいだ。
 この都市の特徴は正式名称にあるとおり、都市自体が一つの文化資料館となっている事である。
 さすが、聖王教会が設立しただけあって情報量や資料の埋蔵数が半端ない。時空管理局からも重要文化財指定を与えられているのだから、そこは推して知るべし。
 まぁ、だからこそミッド側の権力者からしてみれば忌々しいのだろうが。
 なんせ、極北地区とはいえ、ミッドチルダ陣営の統べている土地の隅にベルカの土地を残さざるを得ない理由の一つがこの都市の存在なのだから。

 都市自体がそうなってるだけに移転も出来ず、武力行使に出てればベルカのお偉いさんとの衝突も免れない。
 そうでなくとも、あそこには古代遺失物ロストロギア級の代物がいくつもある。
 流石にそれを不用意に開放される危険を私利私欲の為に冒すほど、権力者の皆様方の頭も極まってはいないらしい。
 ささやかな権力拡大と尻に火がつく失態が間違いなく起きる事を天秤に掛ければ……不本意ながらも不干渉という選択を取らざるを得ないというわけである。
 しかし不干渉といいつつもそれは表面上であって、水面下では権力闘争が行われている。情勢としては今はまだベルカ勢の派閥が六割で勝っているからまだ比較的平和と言えるが。
 お偉いさん方の醜い権力闘争はさておき、重要文化都市指定を受けているだけあって研究者や学者が多く集まっている。
 それだけでなく図書館司書や学芸員の見習いが研修の身ながらも職員として入っていることも特徴といえるだろう。
 だから、こういうところで意外な人に出会えることもあって――
「あっ、シャルさん」
 振り向くとそこには、ジーンズにTシャツといういかにもラフな出で立ちの少女が立っていた。
 金の艶やかな長い髪はサイドポニーにまとめられ、緋と翠のオッドアイが印象的でなんとも愛らしい。
「ええ、ごきげんよう。オリヴィエさん」
 挨拶すると彼女はその磨き上げられた宝石のような綺麗な目を細め、
「はいっ! おはようございます」
 挨拶と共に元気に満ち溢れた笑みを向けてきた。
 彼女の名はオリヴィエ・ヴァレンシュタイン。
 St.ゼーブレヒト魔法学院大学に籍を置く、女子大生である。
「今回はどういったご用件で? シャルラッハ・リンドヴルムさん」
 シャルラッハ・リンドヴルム。それが今使っている人格の名前だ。
 時空管理局開発部には非常勤開発員として所属。
 専攻としてる分野は魔法の設計・開発および機能拡張。
 デバイス製造の【デバイスマイスター】のみならず、魔道術式製作の【スペルマイスター】の資格も所持。
 扱いは階級にして一等陸士相当。魔導師ランク陸戦Bの文系魔導師である。
 担当業務は実に多種多様で、既存の魔法を改良したり、オーダーメイドで専用魔法を組んだりする事を専門としている。
 そしてその延長で、専用魔法発動用のシステムを構築するエンジニアまがいな事や過去に失われた古代魔術の再現なども行っているのだ。
 古代のデバイスや封印指定の魔道書が保存されているヴァイゼ・バアルは開発部の仕事や研究に最適なのである。
 だから司書資格の研修に来ている彼女とは仕事の都合でたびたび顔を合わせるのはもはや必然の事で。
「第八・第九セクターにちょっと用がありまして」
「お仕事ですか?」
 微笑みを浮かべてそう訊ねてくる彼女。
「ええ、そんなところですね」
 口元を少し吊り上げて自分も答えを返す。
 ただし実益よりも趣味に比率が偏りまくっている仕事だが。
 この『ヴァイゼ・バアル』は都市自体が一つの建物となっており、地上は美術館や博物館・図書館として一般市民にも開放されている。
 だが、自分の目的は一般開放されている表層ではない。
 用があるのは地下深くへと木の根のように入り組みながら伸びている特別階層だ。
 そこに保管されているのは伝説級の逸話を保有した秘匿指定特殊文化財アーティファクト級の『古代遺失物ロストロギア』。
 あるいはある程度の重要性をもったものや秘匿せねばならないと判断された機密書類や情報である。
「魔道関連セクションのご利用ですね。では、課長以上の委任証か魔導師ランク総合AA以上の証明書。または」
 彼女の言葉を遮るように自分は首にかけていた身分証と提示し、空間モニターを展開する。
「A級スペルマイスター権限。開発部総合三課の開発員権限。聖王教会騎士ならびに時空管理局少将カリム・グラシア閣下の……」
 次々と空間に何枚も展開されていく様々な電子証明書。
 これでよろしいでしょうか、と自分は小さく首を傾げる。
「ちゃんと全部聞いて下さいよぉ……」
 そう言って涙目になりながらも彼女はそのウィンドウを確認して叩き割っては、専用端末の空間モニターに情報を打ち込んでいく。
 地下にあるその数々は一般の目に触れさせるわけには行かない曰くつきの代物ばかり。
 だからその全階層が閲覧が制限されている特殊区域となっている。
 その為、特定の権限や指定された資格保有者でないと立ち入る事すら出来ない規約になっているのだ。
「はぁ……照合が出来ました。全て本物と確認できました」
 ため息を漏らしながらうな垂れるオリヴィエ嬢。提示した全ての証明書をわざわざ確認したようだ。
 身分照会用の特別回線があるとはいえ、提示した資格や権限を一つずつチェックすれば時間が掛かる。
 そこから考えられるのは、マルチタスクによる同時検索。
 流石、無限書庫の司書志望なだけあるという事だろう。
「では、聖王教会設立文化資料館都市 ヴェルトリテラトゥア・ビブリオテーク地下書庫第八・第九セクターのご利用要請を承認いたします」
 疲れたであろう顔を引き締め、どこか凛々しさを感じさせる真剣な表情で宣言する彼女。
 そしてきびすを返すと、エントランスを横切って総合カウンターへと歩き出す。
 何故なら地下階層へと繋がる移動用魔法陣はカウンター裏にあるバックヤードの奥深くに刻まれているからだ。
「シャルさん」
 カウンター脇の自動改札機に身分証を通し、自分が認証ゲートを抜けたその時だった。
 先を歩いていたオリヴィエ嬢がその足を止めたかと思えば、いきなりこちらに向き直った。
「ちょ~っと、お願いがあるんですが」
「……? なんでしょうか」
 言いづらい内容なのだろうか。眉をハの字に曲げ、視線をせわしなくさまよわせ始める。
 ついには伸びていた身体を丸め、人差し指同士を突き合せて口ごもってしまった。
 特に急ぎの用で来ているのではないが、流石にこんな所で足止め食らわされると困るのだが。
 老年の正職員らしき女性が鋭い視線をこちらに向けているのだ。後日、お小言を聞かされると思うと気が滅入る。
「あの」
 意を決したらしき彼女は勢いよく顔を上げる。
 そして、
「地下書庫、ご一緒させて下さいっ!」
 両手を力強く打ち合わせて、自分に頭を下げてきたのである。

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良いですねぇ。
霞の変幻自在な変身魔法に+本物の承認証の数々。やっぱ彼はただものじゃありませんね
そしてひょっこり登場した新たな女性…新たな出会いが本当にやってきて読者としてはうれしい限りです
 これから書庫で何が起きるのか…そして霞は彼女になにを思っているのか…楽しみです
 そんなこんなで次のお話を楽しみにしています。では
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