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フェイトさんの表情が相変わらずコロコロと変わる焼肉回。しかし酔っ払いでも自分の意見は持っているようで、親友以上のなのはから真相を聞いてもそれはそれ、これはこれで割り切れているようです。
対する霞、内面を吐露しながらこちらもアクションを見せましたが、全てにおいてやはりドライ。
自分の問題に対する周りの人間に対する評価を客観的且つ冷静に判断していますね。
このような判断を下せる彼は一つのことに狂う人間に対する『渇望』より自暴自棄、一種の『絶望』を感じさせてくれて、こちらも何処か虚しくなりました。 次も期待してます。
では
  • 2012-05-20
  • 投稿者 : ぷー
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魔法戦記リリカルなのはギャルゲーテイストPeace of Relations.007

【想いは時に一方通行で、時にそれは人を束縛しようとする】
.
「えっと、かすみ……くん……?」
 言い当てられて何とも言えない気持ちになった自分をじっと見つめてくるハラオウン女史。
 少なくとも苦虫を潰したような顔はしていないだろうが、顔から表情が消えたようだ。
 恐る恐るの口調はまるで口を閉ざした自分にビビっているかのようであった。
 そんなに無言の自分は怖いのだろうか。そう思いつつ、黙々と肉を焼いては彼女の皿に載せていく。
 いや、もしかすれば自分が嫌そうにしているのを雰囲気から感じ取ったのだろうか。
 やはりハラオウン女史は無意識でならともかく、意識して人を困らせるのを嫌うきらいがあるらしい。
 まぁ、諜報部の同僚からは漂わす雰囲気で感情が感じ取れるとまで言われたクチだ。
 無表情な自分から漂っているそれで完全に酔いが覚めたのかもしれない。
 皿に盛り付けられていく肉を眺めながら、ビールで唇を濡らしてこちらの出方をうかがってる女史の視線がやや痛い。
 流石に沈黙で相手を困ったような顔をさせたままであるのも、何だかいたたまれなくなってきた。
 酒で頬を紅潮させながらも心配そうな顔をして、そんな眼差し向けられても困る。
 とりあえず安心させる為、
「ご明察です。フェイト執務官」
 やや声に硬さが残っていたものの、はっきりと肯定する。
「まぁ、良いんじゃないかな」
 そう言って再びビールを勢いよく飲み干すテスタロッサ女史。
 酔いが再び回ってきたのか、どこか茶化すかのような物言いで言ってきた。
「一度は、なのはを地面に這い蹲らせたほどの実力だし」
「あれはあくまで、高町教導官が罠にはまっただけで」
 発せられた声の感じからして酔っ払いの戯言と取って良いだろう。
 これ以上踏み込まれると面倒だからさっさと酔い潰さないと。
 少しだけ身を乗り出した自分は、彼女が空けたグラスにビールを注ぎ込む。
 女史は喉の奥でクククといつもの貞淑で丁寧な彼女とはらしからぬ楽しげな声を漏らす。そんなにお酌されるのが嬉しいのだろうか。
 外見は年頃の可愛い女の子に見えるのかもしれないが、残念ながら自分は男だ。
 とりあえず彼女がよくわからない性癖に目覚めない事を祈ろう。
 てか、もしそれを自分にカミングアウトされてもかなり困るのだが。
 そうなったら間違いなくドン引きする自信だけはある。
 まぁ、かの『麗しき雷光姫』も酔っ払うとそんな面を晒すと誰が思おうか。
 軽く現実逃避してしまったが、今の問題はそこではない。
 牛タンをひっくり返し、やや冷たい視線を相手に注ぎながら問いかける。
「……で、ハラオウン執務官殿。その話、誰からお聞きになりましたか?」
「なのは」
 自身の問いに、ほど良く焼けた牛タンを食べながら即答するハラオウン女史。
 予想通りの答えではあるが、今後の事を思えば面倒くさすぎる。
 思わずテーブルに両肘を突いてしまうくらいの疲労感がいきなり襲い掛かってきた。自身の立場考えて、もの言って下さい、高町女史……。
 倦怠感すら感じながら自分は重ねた手の甲に頭を伏せながら声を発す。
「……出来れば、口外しないで頂けるとありがたいのですが」
「ん~。どうしてかなぁ?」
 声のトーンからして困っている事が分かったのだろう。
 顔を見ずとも言葉の響きから執務官がいたずらっぽくニヤニヤと笑っているのが分かった。えぇ、嫌というほど。
 沈んでいる自分を酒の肴にする女史は部外者だから気楽だろうが、自分にはそんな余裕はない。
 顔を下に向けたままため息を漏らし、自分は淡々とした口調で彼女に言った。
「睨まれているんですよ。高町教導官至上主義派の狂信者の皆様に」
「あ~」
 流石にお酒で頭が沸騰しそうだよぉ状態でも意味は通じたらしい。
 納得しながらも困った顔をするハラオウン女史。浮かぶ表情はまぎれもなく苦笑顔であった。
 管理局内部では、戦技教導官でありながらも数々の重大事件を解決した高町なのはを神聖視する者が異常に多い。
 中には彼女を聖王信仰と同じレベルの崇拝対象として信仰をしている派閥も存在する。
 だから、胡散臭いと名高い諜報部の三等陸士に高町なのはが地面に這い蹲らせられたなどという噂が立てば大変な事になるのは火を見るよりも明らか。
 集団心理とは侮れないもので、下手すると組織単位での集団リンチがまかり通ってしまう恐れがある。
「このまま広がると、闇討ちや集団リンチ等で自分が血祭りに上げられかねないので」
 というか、謹慎の原因となったアレがまさしくそれだったのだが。
「あ~、うん。ごめん」
 内容が内容だからか、それを茶化そうとした自分が恥ずかしくなったのだろう。うなだれて謝罪してくるハラオウン女史。
「何故、ハラオウン執務官が謝るのですか?」
「ちょっと、無神経だったかなって」
 そう言って彼女は網の肉を一人ちびちび食べ始める。
「良いですよ。別に」
 個人的には謝罪云々など別にどうだって良いのだ。
 自分の現状や境遇を理解出来なければ、同情も減ったくれもない。
 端から見れば、自分と高町空尉信者の抗争など一種の喜劇を間近に見せられていると気分なのだろう。
 そもそも女史に謝られる筋合いなど全くない。逆にそんな暗い表情をされても対処に困ってしまうだけなのだから。
 それに、こんな事には――
「慣れてますから」
 そう言った自分の目からはきっと感情がなく、まるで死んだ魚の目のような無機質な目をしていた事だろう。
 この口から吐き出した言葉も、誰が聞いても他人事にしか思えないものだっただろう。
 だが、そこに一切の間違いはない。
 対面した者はその違和感を無視するが――
 『それ』は昔の自分が精神的欠損を得た事によって生じた歪みであり、
 今の自身が絶望で立ち止まる事無く歩けるようにする為に不可欠な要素に他ならない。
 さて、彼女から逃げられやしないからそろそろ本題へ切り込もうとしよう。
「……で。フェイト・T・ハラオウン執務官殿はその話に対し、どうお思いになられましたか?」
 なんせ、あの事故を起こした原因の片割れである彼女から話を聞いたのだ。結末だけ知らないわけがない。
 あの時に何が起きて、自分がどう動いて、高町女史の身に何が起きてしまったのか。それを聞き及んでいないはずがないのだ。
 問題はそれを聞かされたハラオウン女史がどういう感想を抱いたか。
 原因が何であれ、自分は空尉に“あんなこと”をしてしまったのだ。
 そんな自分を彼女は軽蔑するだろうか。それとも失望するだろうか。
 義侠心に駆られて、この場で自分を断罪しようとするだろうか。
 しかしそれでもハラオウン女史をこの問題に介入はさせない。
 例え女史が空尉の親友であろうとも、これは高町女史と自分の問題だ。
 もし武力を持ってそれに介入するというのなら、その時は高町空尉信者の皆さんと同じように彼女を後ろから仕留めなければならない。
 心が少しだけ痛むとはいえ、自身を害する敵に容赦する訳にはいかないのだ。
 だから返答次第では“交渉決裂”と判断し、ハラオウン女史を“敵”と認定し――適切な“処理”を迅速に行わなければならない。
「ん~」
 自分の問いかけに小さく首を傾げるハラオウン女史。
 そしてこんな答えを自分にへと返してきたのだ。
「特に何も……思わないかな」

.
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フェイトさんの表情が相変わらずコロコロと変わる焼肉回。しかし酔っ払いでも自分の意見は持っているようで、親友以上のなのはから真相を聞いてもそれはそれ、これはこれで割り切れているようです。
対する霞、内面を吐露しながらこちらもアクションを見せましたが、全てにおいてやはりドライ。
自分の問題に対する周りの人間に対する評価を客観的且つ冷静に判断していますね。
このような判断を下せる彼は一つのことに狂う人間に対する『渇望』より自暴自棄、一種の『絶望』を感じさせてくれて、こちらも何処か虚しくなりました。 次も期待してます。
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