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[C231] お久しぶりの!!

ううう、遂に更新キターーーー!!
今回の話も丁寧で実に読み応えのあるものでした!!
まず何よりキャラの立てかたが良い!!
 リンドウの男らしい仕種と荒々しさの中にまっちゃんとの掛け合いを加えることで人間らしい部分を見せる。
 そして表情で今の感情を語るまっちゃんが更にそれに味を足す。
 これ程の掛け合いが短い中に詰まっているのはそうそう無いと思います。
 はやてはまだまだと言うこともあって怯えてばかりですが一般人が放り込まれたらそうなるだろうという場所に唐突に入ってしまったのですからそりゃそうだよなってことでこれからに期待!!
 てな訳で次の話も期待しております。
 では
  • 2011-11-27
  • 投稿者 : ぷー太郎
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魔法少女幻想戦記 リリカルはやて KronoDriver09

実に一ヶ月ぶりの更新と相成った長月です。
マイペースな私ですが、今年はそれなりに忙しい年のようです。
この作品がどこまで続き、最終的にどんなエンディングに持っていくかは未知数ですが、頑張っていきたい所です。
いや、エンディングを考えてないわけではないんですよ?
ワンシーンワンシーンが書いている内に濃ゆいことになっちゃってますので。
今回もそれなりに……
まぁ、そこは皆様の目でお確かめください。
では、どうぞ♪

それにしても、はやてさんは毎度毎度大変な事になってますねぇ……



魔法少女幻想戦記 リリカルはやて KronoDriver09『戦場喜劇』

 妙な違和感に頭を押さえるはやて。彼女はただ青年の名前を聞いただけだ。
 リンドウと名乗る彼に会ったのは今が初めてであった。しかし何故か違和感を感じた。
 その名前に聞き覚えがあるような気がして仕方ない。見た事がないはずなのに、その姿をどこかで見た事がある。
 その声の響きや表情にどこか既視感を覚えるのだ。まるで、昔無くしたはずの人形を今更になって見つけたような、そんな奇妙な感覚。
 深く考えれば考えるほど熱を帯びていき、それが徐々に痛みへと変わっていく。
 まるで記憶に齟齬が出て、脳自体が混乱して異常をきたしているかのように。
 自分は何か忘れてしまっているのではないだろうか。
「おいっ!」
 隣に立つ男の声で、はやては我に返る。感じていた奇妙な感覚も融けていくように無くなって行く。
 同時に一体、自身が何を考えて、何を思い出そうとしていたさえも分からなくなる。
 まるで意識の中にぽっかりと黒い穴があいてしまったかのように。
 そして彼女は現実に戻る。喪失した物が何だったのか考える暇など許されない程、惨たらしく吐き気のする鮮やかな世界に。
 仮想の感覚によって遮断されていたであろう膨大な情報の奔流が五感を通して、まだ意識が覚醒し切っていないはやてへと押し寄せていく。
 真っ赤な血の赤色と、切り裂かれた口から湯気を上げる肉の桃色。音を立てて人の肉や血が焼く炎の熱。むせかえるような血の臭い。与えられた痛み耐えようと喘ぐ呻き声。
 色が、熱が、臭いが、音が、はやての脳みそに焼きついていく。もう慣れたはずなのに、それは精神を蹂躙して犯していく。捻じ曲げて、壊して、狂わせていくのだ。
 取捨選択をされないまま溢れ出した情報が『八神はやて』という個を塗り潰して、無かった事にしていこうとしている。頭が、心が、身体が、悲鳴を上げる。
 死にたくない。逃げたい。引き籠もりたい。そのままこれを見なかった事にしたい。聞きたくない。
 それすらも出来ないならいっそ――
「てめぇっ! ボサッとすんな!」
 間際で聞こえたつんざくような炸裂音が混濁しかけたはやての意識を吹き飛ばす。
 次に真っ白になった所で怒気剥き出しの咆哮が叩き込まれ、軽く気が抜けていた彼女を我に返らせる。
「ひっ……」
 軽く虚脱状態となっていた為に、思わず素で悲鳴を上げてしまうはやて。
 リンドウは向かってきた敵を仕留め返しただけ。ただしその銃の位置は彼女のほぼ真横。
 耳元で発射の炸裂音を聞かせられれば、意識をそちらの方へ向けざるを得ないだろう。
 下手すれば鼓膜が破れかねない対処法に容赦ないと言えばそれまでだが、戦場では例え荒療治だろうとも効果的であれば行わなければならない。
 恐怖感で背筋を震わせながらそれを行った彼を見るはやて。
 リンドウはというと、口に銜えた紙巻きタバコの煙を揺らせながら目を細めてはやてを眺めていた。拳銃を握った片手は敵の軍勢へと向けられ、致命傷にならない位置を正確に撃ち抜いている。
 はやてと目が合う直前で彼は顔を敵軍の方へと向ける。そして銜えた煙草を人差し指と中指で挟みながら淡々とした声で言い放つ。
「死にたくなかったら……思考を止めんな」
「はいっ……!」
 顔から火が出るような思いだった。武装局員ならば当たり前の事を出来ていなかった事も確かに恥ずかしかった。
 しかしそれ以上に――
 ほんの一時でもありながら、何の力もなく、
 誰も救えなかったあの頃の自分に戻ってしまった事が、はやては何よりも悔しかった。
 まるでこの惨くて醜い現実だけでなく自分自身からも逃げてしまったような気がして――
「おい、リンドぉっ!」
「……なんだ?」
 敵陣を文字通り“斬り伏せて”いたミドガルズが取りこぼしを片付ける相方に声を掛けた。
 銃口から吐き出した『弾』で歩兵を掃射しながらリンドウは意識だけ仲間の方へ向ける。
 わるだくみを思いついた悪戯っ子のような笑みを浮かべつつ、享楽の悪魔は爽やかに言った。
「その子、よろしく」
「はぁっ!?」
 リンドウにとっては主であり相棒の無茶振りはいつもの事。
 だが、流石に女の子の護衛という面倒事をおしつけられるのは思わず顔を相手の方へ向ける驚くほど予想外の事だった。
 しかしそれでも彼の操る拳銃から撃ち出されるそれは、隙を狙って襲い掛かってくる敵へ正確に撃ち込まれていた。
「ほら、お前にとっては……そっちの方が得意だろ?」
 ぎょっとする彼にウィンクしながらミドガルズは自身を倒そうと群がってくる敵を『血粧美人』で斬り込んで行く。
 その顔は“彼女”の”愛”に溺れて地面でもだえる姿をおかしいと言わんがばかりにけらけらと笑っていた。
 思い当たる節があったのだろう。相手の言い分に対し、苦虫を潰したような表情をするリンドウ。
 こっちは早く敵と戦いたいだ、と笑みを浮かべてうずうずしている召喚主に『魔弾の射手』は軽く嘆息。
「……ったく、了解。わが主マイマスター
 空いてる片手で相手を追い払うような仕草をしつつそれを了承。
「そんじゃあ、食い散らかしてくるわ」
 相手の同意を聞き終えるか前にミドガルズは動き出す。
 刀に付着した血を払うように振り抜き、正面に血液と魔力の混合物で出来た刃を飛ばす。
 意気揚々と歩いていく彼を、リンドウは厄介事を押し付けやがってというような非難がましい目で睨みながら低い声を出す。
「……俺の分は残しとけよ」
「だが断る。今は、ひ弱な嬢ちゃん守ってんだからな」
 それは怖い怖くないというより、むしろその顔が見たかったというような表情だった。
 これ以上言っても無駄と察したのだろう。さっさといけよと言うようにリンドウは不機嫌そうな顔で再び追い払う仕草を取る。
 ミドガルズはウヘヘと気持ち悪い笑い声を上げ、数の暴力で自身を殺そうと向かってくる塊へと自ら向かっていった。
「……さて」
 趣味の悪いご主人様に改めて深く嘆息した射手は視線を前方へと向ける。それに気づいたはやてもそちらを向き、絶句した。
 そこには、槍や斧を構えた戦士たちが隊列を成していた。
 話しているわずかの間で密やかにフォーメーションをくみ上げたらしい。
 どうやら敵勢は数の暴力による飽和攻撃で押し潰しに掛かろうとしているのだろう。
 彼女は今、魔法をろくに使えない状態。銃という遠距離武器を使うリンドウにとっては不得手であろう距離。
 相手もそう思っているのだろう。彼らの顔には下卑た笑みが浮かび、これから二人をどう『料理』したものか考えている事が空気から感じ取れた。
 一人は小さな短銃使いの男、もう一人は何も出来ず戦場の空気に戸惑う少女。
 きっと彼らの頭の中では既に、はやてを輪姦して愉しむ光景が思い浮かんでいる事だろう。
 周囲から舐められ、犯されるような視線を感じたはやては自身の身体を守るように抱く。
 彼女だって、いまだに男の『味』を知らぬ生娘。異性とする『行い』に対し、浪漫と恐怖の両方を感じている。
 本音を言えば、今も軽く背筋が震えていた。組み敷かれ、痛みと快楽がない交ぜになったもので狂わされる光景を考えれば、そのまま座り込んでしまうくらい怖かった。
 ミドガルズが先程発動した『血粧美人』の『真銘発動』での微熱がまだくすぶって身体が軽く疼いている今、強引に犯されたとしても快楽の波に押し流されて容易に壊れられるだろう。
 壊れて楽になりたい気持ちと、身体が拒否するくらい嫌だからこそ立ち向かおうとする気持ち。
 それらがはやての中でない交ぜになって、吐き気すら覚えてかけるくらい身体が暴走していた。
 これは誰がなんと言おうと絶体絶命の状態。窮地に追い込まれたと感じ取ったはやてはどこかすがるように前に立つ男を見た。そして彼の表情に思わず戦慄する。
「ご機嫌だな、てめぇら」
 なんと彼はこんな状況であろうとも笑っていた。歯どころか歯茎すら見えるくらい口の両端を吊り上げ、威嚇する事で相手を恐怖で塗り潰そうとするかのような表情。
 これを何かに例えるならば、まさしく美味しそうな餌を前にして涎を垂らす獰猛な肉食獣。意識せずとも容易に連想出来るようなそんな顔だった。
 リンドウは大きく口を開いて笑う。陶酔し、狂っているかと思わせるくらい大げさに。
 しかしその中には礼賛も、感謝も、歓喜も、侮蔑も、嘲笑も、しっかりと込められていた。
 今は遥か前方にいるであろう主を思いながら彼は笑う。どうやら口ではああ言っていても餌を残さない程、薄情ではないらしい。
「そんなお前らに……」
 何も持っていない手を腰の方に入れたリンドウは、ずるりと『それ』を引きずり出す。
 それは無骨な一丁の拳銃。彼の手にさえも余るくらい大きな銃杷に、起伏の少ない形状。
 所々に装飾が刻まれていても、どこか大砲を小さくしたような凶悪さを滲み出すそれを、はやては無骨な塊としか形容できなかった。
 明らかに重そうなそれを片手で軽々と振り回し、左右に拳銃を構えた『狂狗』は野生の笑みを浮かべ、目の前にある餌の山に向かって言い放つ。
「俺がちゃんとした戦い方ダンスマナーを教えてやるよ」

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