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『予想四期』(アリサ編)

昼休憩中。

なのはとアリサは休憩所で休憩を取っていた。

なのははオレンジジュース。

アリサはコーヒーを飲みながら。

ふと、アリサは本日五杯目のコーヒーを飲みながら呟く。


「そういえば、私たちが時空管理局に勤めてからもう、十年位が経っているんだよね。」

「そうだね。」


カップのオレンジジュースをちびちびと飲みながら頷くなのは。

そう。

もう、十年位経っているのだ。

二人が魔法に関わってから。

高町なのは三等空佐は「ジュエルシード事件」から。

アリサ・バニングス二等空士は「闇の書事件」から。

八神はやて二等陸佐が創立した機動六課の追っていた「レリック事件」時は

なのはとフェイトはその時から機動六課にいたものの

アリサは別の陸士部隊に所属していた為、別々になっていたが。

その後も昔の話に花を咲かせる二人。






「そういえば、私たちの関係は小学校一年生の時から始まったんだよね。」

「そうだね。始まりはアリサちゃんに苛められていたすずかちゃんを助けたときからだね。
その後、喧嘩になったけど。」

「そうそう。」


話はいつの間にか、馴れ初めの話になっていた。


「ねぇ。なのは。」

「何?アリサちゃん。」


アリサのほうをむく、なのは。


「久々と言うか、十六年ぶりにど派手な喧嘩をしない?」

「いきなり、喧嘩をしようと言われても・・・・・・」


アリサの発言に困るなのは。

アリサは人差し指を立てて、言う。


「じゃあ。そうね。
今日はユーノが来ているから、勝った方が午後の休みにユーノとデートというのはどう?」

「やる!」


アリサの出した意見に即答するなのは。





訓練場

「・・・・・・で。
私がその十六年ぶりの喧嘩の介添えと言うか、審判をする為にココにいる訳ね。」


対峙する二人の中心で二人に機動六課の開発部で副主任をしている雪奈・長月が問いかける。


「「はい!」」


お互い睨み合いながら言う。

介添え兼審判をする事になった雪奈は頭を軽く掻く。

そして白衣からイヤーカフを取り出し、二人に付けさせる。


「はい。これ、付けて。」

「何ですか?これ。」

「ダメージカウンター。これが君たちの受けるダメージを請け負うはず・・・・・・」

「「はず!?」」


驚く二人に雪奈は舌を小さく出して笑う。


「魔法を非殺傷設定していたら、訓練にならないと言うことで、
機動六課の開発部に制作の依頼が来たので試作品を作りました。
要は、なのはさんとアリサさんはダメージカウンターのテストプレイヤーということです。」


雪奈はニコニコと笑う。


「まさか、本気で殺し合いをする気だったとは、言いませんよね?」


今度は、殺気混じりで笑う。

元一等陸佐であった雪奈の殺気混じりの笑顔には、睨み合っていた二人もビビる。


「とりあえず、どちらかが倒れるまでということで、よろしいですね。
それぞれのデバイスの最終形態は使用になりますか?ダメージカウンターがあるので、大丈夫ですが。」

「うん。」

「使うに決まっているでしょ!」

「そうですか。ではデバイスを最終形態まで起動して下さい。
それから、開始します。」


雪奈はそう言って、ダメージカウンターを起動させる。


「お願いね。レイジングハート。
ディアボロスモード。」


レイジングハートに口付けて、セットアップするなのは。


「OK My Master
Password Please」

「我、黒翼の戦姫。全てを殲滅する者。」


アリサはフランベルジュを握り締め、セットアップさせる。


「征くわよ!フランベルジュ!
クラウ・ソラスフォーム。」

「Yer My Load
Password Please」

「汝、幾千の難を排する光晶の御剣!」
「「OK!」」


レイジングハートとフランベルジュは最終形態まで起動する。


「・・・・・・ディアボロスモード」

「クラウ・ソラスフォーム」


二つのデバイスは最終形態の変換完了を告げる。


なのはのバリアジャケットのデザインはエクシードモードと変わりなかったが、それ以外は全て変わっていた。

バリアジャケットの色は蒼と白から紅と黒に変化し

レイジングハートの形状はエクシードモードだったが、カラーリングも紅と黒に変わり

なのはの体や顔に紅い刺青が入る。


アリサのバリアジャケットには変化はなかったが

フランベルジュは重厚な機構を外すことで軽量化とリミッターが解除され、折り畳まれていた刃渡り約百十センチの刀身が迫り出す。


「では、始め!」


雪奈の掛け声が入り、二人のど派手な喧嘩は幕を開けた。






「アクセルシューター」


「アクセルシューター」をなのはは発動する。

その弾数、百九十三発。

紅い弾は多角度から、アリサに撃ち込まれる。


「ディバインバスター・バースト」


アリサは「ディバインバスター・バースト」を発動させる。

フランベルジュの刀身に文字が浮かび上がり、なのはの「アクセルシューター」が直撃する直前で発動する。

炎の砲撃は飛んでくる弾を消し飛ばしたが、背後からの弾を対処できずに背中に魔法を喰らう。

しかし、炎の砲撃はなのはへと迫る。

なのはは空を飛ぶことでアリサの砲撃を避けた。

背中には黒い翼が生える。

そして、小さく呟く。


「スターダストフォール」


小石が異様な速度でアリサに飛んできた。

アリサはフランベルジュを横に凪いで、飛んでくる小石を弾き飛ばす。


「クロスファイア」

「フォトンバースト」


隙を縫って、なのはが撃ち込んできた紅い弾をアリサは爆撃で相殺した。

相殺時に爆煙が上がり、上空のなのはからアリサの姿が見えなくなる。


「どこ・・・・・?」


なのはは辺りを見回す。


「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!」


アリサは爆煙を突き抜ける。背中に紅い炎の翼を生やして。

アリサはフランベルジュを振り降ろす。

シールドでアリサの斬撃を防ぐなのは。

アリサのフランベルジュとなのはのシールドがせめぎ合う。


「シールド・・・・・・」


フランベルジュに力を入れながら、新たな魔法を紡ぐアリサ。


「ブレイク!」


アリサがシールドごとなのはを斬ると同時に


「バインド!」

「ジャケットパージ。」


なのはが捕縛魔法を使う。

同時に、アリサはバリアジャケットを解除してなのはの捕縛魔法から脱出する。


「シュヴァルツシルト」


なのはの更なる魔法がアリサを襲う。

バリアジャケットが

フランベルジュが

背中に生える炎の翼が

重い

瞬時にアリサはなのはが放った魔法の正体が分かった。

使用者より下にいるモノを重力で押し潰す広範囲魔法だと。

レイジングハートの切っ先をアリサに向けるなのは。

そして、黒い翼を消す。

勿論、レイジングハートを下にして落下してきた。

なのは自身の体重とレイジングハートの質量。そして、落下速度の上に重力まで乗せて。

アレに貫かれたら、ダメージカウンターがあったとしても死ぬだろう。

アリサはフランベルジュに言う。


「フランベルジュ。
パンツァー・ストライカー」


フランベルジュはアリサの指示に従って、突っ込む目標もないまま発動する。

なのはの発動した「シュヴァルツシルト」の範囲外に出る。

どごぉぉおおん!!
かなりの轟音が響く。

アリサが下を見ると、そこには巨大なクレーターが空いていた。

もし避けなかったら、肉片すら残らなかったかもしれない。

アリサはゾッとした。

いきなり、巨大なクレーターの中心で黒い魔法陣が展開される。


「エクセリオン・・・・・・バスターぁぁぁぁあ!」


紅い光条が空中のアリサに迫る。

アリサはフランベルジュの刀身を指でなぞる。

フランベルジュの刀身に文字と魔法陣が浮かび上がる。

刀身に文字と魔法陣が浮かび上がっているフランベルジュの切っ先をなのはに向ける。


「幾千の難を排する・・・・・・」


接触まで、あと三メートル

二メートル

一メートル

零,五メートル

零,零零零一メートル


「光晶の御剣!!」


接触ギリギリで、アリサは魔法を発動する。

その魔法は純粋に「斬る」事にだけに特化された魔法

その魔法の名は

鞘から解き放たれたら、斬り刻み尽くすまで鞘に収まらないという伝説をもち、神世に存在した御剣の銘

その御剣の威力は神世を飛び越えて

今、ここに証明される。

アリサの「幾千の難を排する光晶の御剣」は、なのはが放った「エクセリオンバスター」を斬り刻み尽くす

物理的にも

魔法的にも

なんと、なのはが撃ち込んできた紅い光条がひとりでに斬り刻まれたのだ。

あたかも塵が舞っているかの様に

細かく

その所為で、アリサの生やしていた紅い炎の翼も消し飛びかけたが。

これが、日々進化し続ける天才を相棒に持つ者が持つ最強の魔法であり

天才を相棒に持つ彼女を支え続けた剣

「幾千の難を排する光晶の御剣」・・・・・・またの名を「クラウ・ソラス」

そして、アリサという一人の魔導師が鍛え続けた。

いや。鍛え続ける一本の剣は

烈火の剣将を自負する守護騎士が未だに辿り着けぬ剣の境地に

いつの間にか、辿り着いていた。


「はあはあ・・・・」


アリサは荒い息を吐く。

この魔法は結構、魔力を喰うのだ。

だから、後一撃で決めないといけない。

アリサはフランベルジュを握り直す。

なのはも一撃で決める気らしく、新たなる魔法を展開する。

魔法を複合化させるらしく、魔法陣が大量に展開されていた。

アリサは瞼を閉じる。

再び開けた時、魔法を起動させる。

なのはと同じく、二つの魔法を複合化させた新たなる魔法を。


「ライトニングバースト・・・・・・」

「スターライト・レイン・・・・・・」

カードリッジが消費されたアリサのフランベルジュから雷と炎が噴き出し

なのはの魔法陣には大量の魔力が収束する。

アリサは雷と炎が噴き出しているフランベルジュを構えて、なのはに突撃し

なのはは魔法を解き放つ


「ブレイカー!」
「エクスキューションシフト!」


なのはの魔法陣から真紅の魔法の奔流が噴き出し

アリサは真紅の奔流をモーゼの十戒の如く真っ二つにする






目を開けるアリサ。

目の前には蒼い空が見える。


「起きた?アリサちゃん。」


頭上から声がした。

上を見ると、ニコリと笑う雪奈の顔が。

どうやら、アリサは雪奈に膝枕されているらしい。


「なのは・・・は・・・?」

「なのはちゃんなら、もう行きましたよ。
気絶しているアリサちゃんが心配の様だったけど、私が行かせました。
顔を見られたくないでしょ?」

「そう・・・・・・ありがと。」


アリサはぼおっと、空を見る。

その眼には涙が浮かんでいた。


「本当は雫の方が適役なんだけどね・・・・・・
幾らでも聞くよ。アリサちゃんが本当は言いたいこと。
言いにくいのなら、私を鏡だと思って言えばいい。」


雪奈は慈母のような笑顔と目で言った。

「私。ユーノの事が好きだったの。
なのはとすずか以上に。」


アリサはポツリポツリと話し始める。


「いつから好きだったかは覚えていない。でも、好きだったの。
ユーノの事が。
最初は多分、羨ましかったの。
自分の仕事に誇りを持ち、頑張っているユーノが。
何故なら、
私は今でも、
バニングス家の次期当主であることに
自信を持つことが出来ていないから。
だからユーノが羨ましかったのだと思う。」


アリサは言葉を切る。

雪奈は何も言わず、微笑んでいる。


「ユーノは私が次期当主の重みで壊れそうになったとき言ってくれたの。
「我慢しなくてもいいんですよ。僕がアリサさんのそばにいますから」って。」

アリサがポツリポツリと話す中、雪奈が思った。

ユーノさん。貴方は天然の女殺しですか?

・・・・・・と。

それと同時に

誰か、私の代わりにユーノさんを人誅しに行って下さいと。

同時刻

「ちょうど、リミッター解除もメンテナンスも終わったことですし、模擬戦でもしますか♪
ユーノさんがヴィヴィオと。」

「・・・・・・はい?」

雪奈の望み通り、ユーノが人誅にされることは決定になりそうだ。


「私。嬉しかったんだ。
誰かにそう言って貰って。
それに、ユーノの声好きなの。優しくて・・・落ち・・着く・から・・・・・」

アリサの声に嗚咽が混じる。

アリサの目から涙が止まることが流れていく。


「すみません。雪奈さん・・・・ちょっと・・・泣か・・せ・て・くだ・・さい・・・・・」

「うん。泣いてもいいよ。でも・・・・」


腕で涙を隠そうとするアリサの腕をつかむ雪奈。


「一人で泣いちゃだめ。恋の傷みの涙は一人で泣いても、傷口が開いて痛いだけだから。
私が胸を貸してあげる。」

「雪奈・・さ・・・ん・・・・」


アリサは雪奈に抱きつく。

涙で濡れた顔を押しつけるように。

雪奈が着ている白衣が涙でビチョビチョになっていく。

アリサの泣き声や嗚咽も聞こえてくる。

雪奈はポンポンとアリサの背中を優しく叩く。


「アリサちゃんはユーノくんのことが好きなんだよね。」

「うん・・・・・・」

「それも、いつからか分からないけど・・・・・・
いつの間にか、アリサちゃんが思っている以上に、アリサちゃんはユーノくんに支えられていたんだよね。」

「うん・・・・・・」

「親友のなのはちゃんと幼なじみだと分かっていても、ユーノくんを好きになっちゃったんだね。」

「うん・・・・・・」

「そっか・・・・・・」


まだ泣き声と嗚咽をあげるアリサの背中を優しく撫でる雪奈。

雪奈は思った。

ユーノくん

誰にでも優しいことは良いことだよ。

でも、それが人を傷つける結果になることもあるんだよ。

分かってる?

ついでに、誰か

本気でユーノくんに人誅を下しておいて下さい。

今、一人の女の子を現在進行形で傷つけている罰として。

その頃

「パンツァー・ストライカー」

ユーノの足下まで、翠の道が延びる。

ヴィヴィオはエクセリオン・アサルトから紅い魔力を放出しながら、突っ込んでくる。

ユーノはシールドを張ったが、ヴィヴィオの魔法はそれすらも打ち破った。

ここでユーノの体が飛ばされる。

結果的にヴィヴィオが雪奈の望み通り、ユーノくんに人誅を下す役を担ってくれるようだ。







「落ち着いた?」

「・・・・・・はい。」


アリサも落ち着いたらしく、雪奈の胸元から顔を上げる。

ちょっと、泣きすぎて目が赤くなっていたが。

雪奈は再び、アリサに尋ねる。


「アリサちゃんはユーノくんのことが好きなんだよね?」

「うん。」

「親友のなのはちゃんもユーノくんが好きでも?」

「うん。」

「ドロドロな略奪愛みたいになるよ?」

「それでも、私はユーノが好きなの。」


アリサの言葉に目を丸くする雪奈。

そして、ニヤリと笑う。


「何がおかしいのですか?」

「いやね。今になって、やっと分かったからかな。」

「何をですか?」


苦笑する雪奈を睨み付けるアリサ。

雪奈は笑顔で言う。


「何故、雫がアリサちゃんの為に作ったデバイスの名前が「フランベルジュ」なのか。
そして、「フランベルジュ」をアリサちゃんに託した理由が・・・・ね。
アリサちゃんは炎だからだよ。」

「私が炎?」


雪奈の言っている意味が上手く分からず、首を傾げるアリサ。

雪奈は微笑みながら答えた。


「そう。炎。
どんなことにも屈さない不屈の心を持ち、魂すら燃やす情熱をアリサちゃんは持っている。
だから、雫はアリサちゃんの為に作ったデバイスに「フランベルジュ」と名付け、その「フランベルジュ」をアリサちゃんに託したんだと思う。」


雪奈は空を見上げながら笑う。

そして、アリサを見て言った。


「私の仲間が言っていた言葉なんだけどね。
私たちは生まれながらにして、戦士なんだって。
魔導師とか魔導師じゃないとか関係なくね。
だから。痛くても、怖くても、悲しくても、辛くても、嫌でも戦わないといけない。
生きようと足掻く限り、誰もが戦士。
戦士に立ち向かえない敵などはいない。
さて。雫に炎の乙女と言われているアリサちゃん。」


雪奈はいたずらっぽくウィンクする。


「君は戦えるかな?」

「・・・・・・戦うに決まっているじゃないの。」


アリサは間を置いて、雪奈に言う。

雪奈は目を細め、口を三日月状に歪ませながら笑う。


「なのはちゃんとユーノくんの奪い合いになるとしても?」

「勿論よ!」

「勝っても、負けても、後味悪いよ?」

「それでもよ!」


アリサは激昂しながら雪奈に言う。

アリサを興味深そうに見る雪奈。


「雪奈さん。私は潔く片想いの相手を親友に譲るような女じゃないの。
それが、なのはであろうとも、容赦はしない。
それが、私からなのはへの礼儀。
何故なら、なのはに遠慮することは親友として、最も最悪の行為だから。」


雪奈は心の中で、アリサの姿勢に感嘆した。

親友とぶつかることが分かっていても尻込みせず、純粋に前に進むその姿勢に。

それと同時に驚いたのは

なのはの答えとアリサの答えが同じだったことだ。

実は前になのはにも同じ質問をしたことがあったからだ。

親友も自分と同じ人が好きだったら、どうするか。

なのはは答えた。

親友と片想いの相手を奪い合うことになっても、容赦はしない。

でも、それで親友を嫌いにはならない。

何故なら。親友だからこそ、容赦をしないでぶつかり合う

それが親友に対する礼儀だと思っているから

そう、なのはは答えた。

「でも、今はまだなのはとタメを張れるほどの魔導師ではないけどね。
まだ、フェイトにも。
いや。相棒のヴィヴィオにも及んでいるか分からないけど。」


アリサは少し悔しそうに笑みをこぼして言う。

そして、アリサはこう締めくくった。


「でも。いつかは、魔導師としても、一人の女性としても、タメを張れるようになってみせるわよ。
いや。なります。」


やっぱり、アリサは炎だと、雪奈は思った。

時々、風前の灯火と化しているときもある

しかし。そんなときでも、アリサは魂。いや、全てを燃やして走る。

まさしく、炎のようではないか。

いや。全く。

ヴィヴィオやら、アリサやら、なのはたちは

私たちをいつも興奮させてくれる。

私と雫。いや。私たちの仲間が期待していることをしてくれる

機動六課の開発部に入った甲斐があったというものだ

雪奈は今も頭の中を電撃のように走る高揚感を感じながら、アリサに言った。


「私たち開発部はアリサさん。いや、機動六課に所属している人を最強の魔導師にします。してみせます。

そう。願い、望むのなら。」




では遅くなりましたが、ある人のリクエストどおりデバイスの説明をします。
今回はアリサ専用デバイス「フランベルジュ」です。

開発者
雫・鏡月

開発経緯
アリサが機動六課の局員として、入隊した時にちょうど異動してきた雫が作ったデバイス。
アリサとはニ等陸士のころから上司の関係でかなり面識があった為、雫に制作が任された。
最初はヴィヴィオの「エクセリオン・アサルト」のみを制作する命令しかなかった。しかしアリサの専用デバイスの制作をする人がいなかった為、主任と副主任からアリサ専用デバイスの制作の命令が降りた。
アリサには陸士の経験もあったため、アリサにとって苦手な中・遠距離戦形態と得意な接近戦形態の2タイプのフォームがあるデバイスとなっている。
内蔵されている魔法は30%がミッドチルダ式。70%がベルカ式となっている

それぞれの特性
スタンバイフォーム
半透明な白の宝玉の中に紅と翠の紋章が入ったイヤリング。
デバイスを展開していない状態でも展開時と同じ威力の魔法を発動できるという特性をもっている。
ブラストフォーム
中・遠距離魔法を発動させるのが苦手なアリサが出力の高い砲撃魔法を発動する為のフォーム。形状は短めの杖。魔力の増幅と砲撃魔法発動の触媒・砲台として使用されている。内蔵されているミッドチルダ式の魔法は全て元々の属性の上に炎の属性が付与されている。
クラウ・ソラスフォーム
アリサが最も得意とする接近戦用のフォーム。主にアリサが最終手段として使用する。形状は大剣。この形態でやっと、アリサのオリジナル魔法「幾千の難を排する光晶の御剣」のセーブが完全に解除される。このオリジナル魔法を組み込む為にあの雫が結構、手間をかけた話は開発部の中で有名。

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