Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

[C212]

続いてはフェイトコミュですか!!
料理のシーンからスタートするのはいいですね。
「これでいいの…かな?」とちょっと不安そうなフェイトさん良いですね
前回同様楽しみにしています。
  • 2010-10-10
  • 投稿者 :
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://clowncraown.blog90.fc2.com/tb.php/154-359cd819
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

『深夜に響くラブソング』①

『交換戯言日誌』と『戯言劇団』はARPの提供でお送りしています。

管理人一同は―――
 『魔法少女ろりこっとん プロジェクト』。通称『ろりこっとんプロ』
 『砲撃文庫』・『戯言文庫』・『創刊砲撃マ王』
 『SSをノベルゲー化プロジェクト』
 それらを力強くを応援しています。

過去の部分が読みたい方は『戯言工房』へ。
ある種のカオス空間なのでご注意下さい

他に何かありましたら、『幻想寓話』へ。
匿名でも構いません。ご自由にお使い下さい。

おはようございます。雪奈・長月です。
恐ろしく長かった戦闘が終了。
短い間ですが、レッツパーリィンです。
今回からはフェイトコミュです。リリカルマジカル頑張ります。

それにしても・・・・腕、落ちましたかね。私。
最近、上手く行かない事ばかりなのでそう感じる時があります。
この「なのはギャルゲーテイスト」にしろ、オリジナルの「戦場響奏曲」にしろ、
私は知らず知らずに、昔は持っていた良い物を捨てていったのかもしれませんね。
まぁ、むくわれないと感じて止まったら負けなんですけどね。
戯言ですね。まさしく喜劇だ。
でもちょっぴり、寂しさが募ってきます。
ツイッター『clownnword』始めました。
暇な人は構ってください。




『深夜に響くラブソング』

〈五時九分 幽霧〉

 次元航行部隊が出店している【イタリアンレストラン「光の女神てんし」】の厨房。
 その時間はまだ年越しの興奮で起きている人がいる程度で、店内だけでなくここも少し余裕というものがあった。
 だがその一角は異様なまでの熱気に包まれていた。そこではメイド服の少女が手首のスナップをきかせ、凄まじい速度で泡だて器を無言で振るっていた。
 無表情で軽快に卵黄と砂糖を混ぜるその様はどこか人の姿をした機械を思わせた。
 既に計画が始まってしまったが、それでも上手くいくか心配なのだろう。フェイトはスポンジの生地を作りながら、隣で卵白を泡立てさせられている補佐官代理のレンに尋ねる。
「……これで大丈夫なのかな?」
 確かにフェイトも必死に卵白を混ぜるレンとその彼女を仲直りさせる為に幽霧の計画に賛同した。しかしそれは色々な無茶を押し通す事になる事であった。
 何故ならば、準備できる時間はあと一時間ぐらいしか残っていないのである。演出の要に関してはフェイトも幽霧も何の問題はない。
 しかし問題は小道具の方なのである。三人がかりでやっているものの、普通なら一時間以上はかかる代物を作ろうとしているのである。
 副官の人生が掛かっているようなものだから失敗は許されない。それだけに上司であるフェイトの表情はどこか不安げだ。
「問題ありません」
 必死にメレンゲを作る副官の代わりに答えたのは白っぽくなったそれに、鍋で沸騰させた白ワインを加えながら手早く混ぜている少女であった。
 フェイトは感情の読めないその瞳をじっと見つめながら彼女の名を呼ぶ。
「……幽霧くん」
 不安げな眼差しを向ける彼女を見ながらも、泡立て器でクリームチーズを潰すように芳醇な香りのするタネと均一に混ぜ合わせているメイド少女。
 全員がギャルソンかコックの姿をしている中で一人だけメイド服を着ている彼女の正体は何と、レンと彼の彼女との仲を取り持つ計画を立てた張本人。いわば、今回の仕掛け人である幽霧霞本人であった。
 本人の話では性別の方は男という話であるが、正真正銘の女の子であるフェイトですらメイド服でお菓子を作っている幽霧はどちらかというと女の子にしか見えなかった。
 良くも悪くも顔つきや骨格も恵まれているからか、幽霧が今着ているメイド服もフェイトすら思わず見惚れてしまうくらい似合っている
 本局内に勤める女性局員の間で流れている噂によると外見が女の子っぽいせいか、潜入捜査をする時も必然的に女装する事となるらしい。
 親友であるなのはも弟子的存在であるスバルから聞いた話であるが、女装に対する力の入れ様は半端でなく、女装時はブラジャーなども付けさせる徹底ようなのだそうだ。
 本人も『なれてますから』と済ますから余計に性質が悪いのだと、なのはが溜め息をつきながら自分にそうこぼしているのをフェイトはおぼろげだが覚えている。
 しかしなのはには悪いが、幽霧がその姿で調理する姿も妙に様になっているとフェイトは思った。
 正直言うとフェイトはつい、幽霧の性別は実は女の子なのじゃないかと思って彼に接しそうになるのである。
 だから余計に彼の姿が趣味でお菓子を作っている年頃の女の子っぽく見えてしまい、それが余計に彼女の母性本能をピンポイントにくすぐるのだ。
 流石に視線が気になるのだろう。幽霧は手を動かしたまま首だけを動かし、自身に視線を注ぐ彼女の方へ目を向ける。
「なんでしょうか。フェイト・T・ハラオウン執務官」
 相手の心の奥底まで見通そうとするかのような彼の視線にフェイトは思わずどきりとする。
 彼女自身も相当な修羅場を潜り抜けた歴戦の勇士であるが、感情どころか精気すら感じ取れない無機質な視線を向けるメイド服の彼に背筋が震えるのを感じた。
 今の幽霧と無言で目を合わせていると、何ともいえない感覚に教われるのだ。
 まるで人間とも、獣とも違う何かと相対し、お互いに攻撃するタイミングを図っているかのいるような殺伐としたそれ。
 そんな雰囲気に耐え切れなくなったのだろう。少し苦し紛れと言った感じではあるが、フェイトは気まずそうに声を詰まらせながらも幽霧に言った。
「えっと……手馴れているんだね」
 幽霧がシロップに使うのはインスタントではなくわざわざ豆から淹れたコーヒー。
 そしてそのシロップには香りつけとして、この世界で言えば異界と言える世界のとある国で作られたリキュールであるアマレットとカルーアが使っている。
 よほどの料理好きでなければそこまで細かいレシピを知っているとは思えない。
 それに、真偽は別として幽霧は外見は女の子といっても性別は男である。
 栄養管理のなされたお弁当でも十分に驚くが、流石にそこは生活している中で覚えていったと言うのが順当だろう。
 しかし幽霧がなのは顔負けの知識と技術を元から持っていたとは考えられない。
 だから彼には何かあるとフェイトは思ってしまうのだ。
 しかしフェイトの問いなど聞いていないかのように、無言で濃く淹れられたコーヒーに酒を入れて作ったシロップを火から下ろす幽霧。
 余計な事を聞いて無視されちゃったかなと思ったフェイトは少し苦笑いをする。
 だが彼はそこでゆっくりと彼女の方へと向いた。
 レンが作っていたメレンゲが気にいらないのだろう。凄い速度で泡立て器を動かし、ボウルの中のそれを更にかき混ぜている。
 そしてフェイトに向かって、幽霧は淡々とした口調で答えた。
「まぁ……なれてますから」


スポンサーサイト

1件のコメント

[C212]

続いてはフェイトコミュですか!!
料理のシーンからスタートするのはいいですね。
「これでいいの…かな?」とちょっと不安そうなフェイトさん良いですね
前回同様楽しみにしています。
  • 2010-10-10
  • 投稿者 :
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://clowncraown.blog90.fc2.com/tb.php/154-359cd819
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

雪奈

Author:雪奈
「交換戯言日誌」を見に来て下さってありがとうございます。
終焉の引き金を引くのは貴方。
物語の続きを作るのもまた……
読んでいる貴方なのです。






無料アクセス解析

最近の記事

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。