FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://clowncraown.blog90.fc2.com/tb.php/130-803f85c1
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

クラナガン自然公園攻防戦6.5

『交換戯言日誌』と『戯言劇団』はARPの提供でお送りしています。

管理人一同は―――
 『魔法少女ろりこっとん プロジェクト』。通称『ろりこっとんプロ』
 『砲撃文庫』・『創刊砲撃マ王』
 『SSをノベルゲー化プロジェクト』
 それらの三つを力強くを応援しています。

過去の部分が読みたい方は『戯言工房』へ。
ある種のカオス空間なのでご注意下さい

他に何かありましたら、『幻想寓話』へ。
匿名でも構いません。ご自由にお使い下さい。

おはようございます。雪奈・長月です。
最近、私のSSも『なのは』もある種の倦怠期ですかね。
コメントが欲しいと言うわけではないですが、共感して下さる方がいなくて少し寂しい。
年を経るごとに精神的な強度が弱くなってきた気がします。
そしてここ最近は、某チャットが自重する事を辞めて来た気がしてなりません。
エロは日付けが変わる時刻くらいにしましょうね。
見ている人が全員、18歳以上と言うわけでないので。
字面を変えたって、エロじゃないと言ったって、見た人がエロいと感じればエロいんです。
これを見て、少し考えましょう。
今回は諸事情によって、少しだけ更新。



『クラガン自然公園攻防戦』6.5

 妙にセクシャルハラスメントじみた言葉で挑発する誘拐犯。
 誘拐犯の拳の先に展開された球体の威力を知っているギンガは拳を握って身構える。しかしさっきの攻撃を受け止めた事によって身体が軋むような痛みを訴えていた。
「……よきや、ねえちゃん」
 冬秋は身体を小刻みに震わせていても戦おうとするギンガの肩を掴んで押しのける。そしてギンガをかばうように冬秋は足を前に踏み出した。
 自身の身に何があろうとも他人を守ろうとする男らしい冬秋の姿に少し嬉しくなったが、それでもギンガはその行動は明らかに無謀でほとんど死に行くような物だと思った。
 さっきはあの天使と十二分に戦っていたが、流石に今の誘拐犯と互角に戦えるか分からない。天使の使っていた魔法は物質化していたから何かしらの対処は出来たかもしれないが、誘拐犯の使う魔法は魔力を物質化させる系統ではなかったから魔導師ではない冬秋では対処の仕様が無いだろう。
 あの技によって身体を潰され、最後は爆発によって殺されるのは確実。ギンガはバリアジャケットの強度が高く、戦闘機人の身体であったおかげであの魔法に耐え切れた。しかし本人が言うように常人であるならば、零距離でぶち込まれる爆発に身体が耐え切れない事であろう。
 それが冬秋にも伝わったのだろう。振り向いた冬秋が心配そうな顔をするギンガに対して笑顔を浮かべながら言った。
「ねえちゃんは綺麗なんやから、こんな変態に引っかかったらあかんでぇ~」
 冬秋の笑みに思わず見蕩れてしまうギンガ。無邪気でありながらもその目には鋼鉄のように硬くて粘り強い不屈の精神が宿っていたからだ。
 その目にギンガはいつもは他の美人に目を奪われている時があるヘタレだけど、いざと言う時は全身全霊をかけて自分を守ろうとしてくれる恋人を彷彿させた。
 口調は恋人とはかけ離れているものの、纏っている雰囲気は余りにも恋人と似ている冬秋にギンガは自身の頬に血が集まって熱くなるのを感じた。
 自身の頬が紅潮しているのに気づいたギンガは、こんな時に不謹慎だし自分の恋人の方がカッコいいと首をぶんぶんと振りながら自身に言い聞かす。
 顔を真っ赤にしながら首をぶんぶんと振っているギンガに冬秋は口元に笑みを浮かべる。そして黒いものが巻き付いている赤い球体を右拳の先に展開している誘拐犯に視線を戻し、ギンガに背中を向けながら言った。
「それと、ちゃんと結界とか何とか張っときや」
「はい?」
 我の返ったギンガは彼の言葉の意味が分からず、不思議そうな表情を浮かべながら首を傾げる。
 何故、彼が結界魔法を展開しろと言うのだろうか。今までの戦いを見ると、彼は魔法などを操るのではなくある意味で人間離れしている体術で相手を倒してきている。そこから考えると魔法が使えないか、今はただ魔法など必要としていないだけで実は使えると言う、二つに一つ。
 魔法を使わないと言うならば、誘拐犯の魔法が飛んで来る事を危惧しての事だろう。もし魔法が使えると言うならば、結界を展開していないとの余波に巻き込まれるくらいその威力が並々ならないものと言う事なのだろう。
 今、天使が起こす人災の範囲害拡大を止める戦闘であるにもかかわらずギンガは好奇心で胸が高鳴るのを感じた。少し不謹慎かもしれないが、冬秋がどうやって戦うのか気になってしまう自分自身がいた。
 ギンガを守るように背中を向けたまま冬秋はポツリと言った。
「きたねぇ花火……見る事になるかも知れへんしな」
 そう呟いて拳を構える誘拐犯へと近づく冬秋。口には楽しげな笑みを浮かべ、まるで目の前の相手など全力を使うに値しないと言っているかのようであった。
 誘拐犯も接近してくる冬秋を先に倒す事にしたらしく、拳の先の球体に魔力を注ぎ込む事で威力を高める。球体が魔力を注がれるごとに表面がボコボコと泡を立てながら膨らんでいく。最終的には表面がブルブルと小刻みに震え、攻撃を加えたらそのまま爆発してしまいそうなくらいまでに膨張していた。
 ある程度近づいた所で冬秋は両手を大きく開いて前に持っていった。
 意味深長な冬秋の行動に、誘拐犯だけではなく後ろで見ていたギンガですら不思議そうな表情を浮かべる。
 そして冬秋はやや両手をずらし、打ち合わせる直前に手と手の間に空気が入る感じで手を渾身の力で力強く打ち合わせた。
 両手の間に溜まった空気が破裂したような鋭くて澄んだ音が響き渡り、周囲の空気をびりびりと痺れさせるような余韻を残しながら少しずつ消えて行く。空気まで振るわせたその一打ちの大きさはまるで何かが爆発したようであった。
 誘拐犯もその音に少し驚いたが、冬秋は手を打ち合わせただけで攻撃を仕掛けてこない。その上、『猫騙し』などの相手を怯ませる技らしきものにしては使う距離が開きすぎている。
 こう言う系統の技は接近した状態で使う事によって相手を驚かせ、その隙を突いて電光石火の如く奇襲を仕掛けるのが普通だ。
 なんでそんなある意味でその常識を逸脱した事をしたのか誘拐犯は分からなかった。何の変化も無い事に拍子抜けしつつも、馬鹿な行いだと思ってほくそ笑む。
 そして冬秋に接近して攻撃を仕掛けようとしたその時、いきなり拳の先にあった魔力球が爆発した。装甲がその衝撃で吹き飛ばされ、中にいた誘拐犯も爆発によって発生した爆風に巻き込まれて一緒に吹っ飛んでいった。
 吹き飛ばされた誘拐犯の身体は〈ウィングロード〉の上に一度叩きつけられてからゴロゴロと転がり、しばらく身体を痙攣させたまま動かなくなる。
 しかし意識はあるのか、身体を震わせて起き上がろうとする。身体の感覚が戻ってきたのか何度かバランスを崩して地面に倒れながらも身体を震わせて立ち上がった。自爆する形で自身の魔法を喰らったせいで、鎧の一部が吹き飛んで靄に還っていた。
 両手を組んだ冬秋は頑張って立ち上がった誘拐犯に怒鳴った。
「女の子をシモネタで困らせるなぁっ! このドアホがっ!」


スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://clowncraown.blog90.fc2.com/tb.php/130-803f85c1
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

雪奈

Author:雪奈
「交換戯言日誌」を見に来て下さってありがとうございます。
終焉の引き金を引くのは貴方。
物語の続きを作るのもまた……
読んでいる貴方なのです。






無料アクセス解析

最近の記事

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。