Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://clowncraown.blog90.fc2.com/tb.php/118-464f38ee
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

クラナガン自然公園攻防戦・②

『交換戯言日誌』と『戯言劇団』はARPの提供でお送りしています。

管理人一同は―――
 『魔法少女ろりこっとん プロジェクト』。通称『ろりこっとんプロ』
 『砲撃文庫』・『創刊砲撃マ王』
 『SSをノベルゲー化プロジェクト』
 それらの三つを力強くを応援しています。

おはようございます。雪奈・長月です。
引き続き、『クラナガン自然公園攻防戦』をお送りします♪

今回のタグは [色々とありえない] です。

どうありえないかは、作品中で確かめて下さい。
まぁ、 [雪奈・長月の一般人=逸般人] はデフォルトのタグですけどねっ!
『雪奈・長月のチートは、何処までも中ニ病レベルのチート』と言われるからね。
気にしたら負けです。ええ、気にしたら負けです。
ひとまず、このSS……なのはギャルゲーテイストSS『キュンフティゲス エアヴィルティングスヴィルト』をよろしくお願いしますっ!

そういえば、時空管理局通信に送った原稿はちゃんと涼香様に受理されたのでしょうか・・・・
うん、これはこれで心配ですね






《クラナガン自然公園》

 ギンガは目の前に広がる光景にギョッとする事しか出来なかった。
 沢山の釘が飛び出ているという凶悪さがあるとは言え、バットという一般武器で魔法を打ち返すなんて狂気の沙汰でしか思えない。
 最近なってギンガも知った事なのだが―――理論上は物質化した魔法ならばあの少年がやったように、釘バッドで打ち返す事は出来なくもないらしい。
 しかし下手をすると物質化していない魔法によって最悪、部分的な肉体の消滅などと言った取り返しのつかない事態になりかねない。
 『エースオブエース』と呼ばれる三人の魔導師や魔導師ランクがAクラスの三等陸士など曲がりなりにも色々とありえない人たちを知っているとはいえ、ギンガも流石に魔法を日用品などで叩いたりする事が出来る話を簡単に信じる事は出来なかった。
 しかしまさかそれを目の前で実演されるとは思いもしなかったギンガは驚きの余り、黒い天使の姿をした存在と少年を見入る事しか出来なかった。
「いえぇぇぇあっ!」
 その間に魔力誘爆を直撃した誘拐犯が意識を取り戻し、ギンガの展開した〈ウィングロード〉を駆け上がってきた。
 満身創痍の状態で交戦するのは不味い思った『ブリッツキャリバー』は攻撃を受けない為に主の指示を仰がずに自己判断でホイールを動かし、走ってくる誘拐犯から距離を取る。展開した〈ウィングロード〉を伸ばしながら距離を取ろうとするギンガを誘拐犯は追いかける。
 ギンガを追いかけながら誘拐犯は両手を開き、手に魔力を集中させて新たなる魔法を展開させる。
「キルゼム・ガンクォ……」
 その詠唱が始動キーとして発動された魔法によって左右の手の平から魔力が噴き出す。
 誘拐犯は魔力と黒い靄が噴き出すその両手を硬く握り合わせ、前方にいるギンガの方に突き出す。
 背中や四肢から魔力を放出させ、加速する事で勢いをつけて突っ込んでいく誘拐犯から逃げ切れないと判断したギンガは防御魔法を展開。
 発動された防御魔法は誘拐犯の攻撃から身を守るために限界まで魔力が注ぎ込まれ、鮮やかなすみれ色の光が強く放たれる。
 全身から魔力を放出する誘拐犯は防御魔法を展開するギンガに向かって挑発的な笑みを浮かべた。まるでギンガのやる事など無駄だと言っているかのようであった。
「レッツゴー! フィ「月城流歩法―――唐渡り」……バー」
 誘拐犯が突き出した両手をギンガの展開した防御魔法に突き立てようとしたその時、二人の前に冬秋が割り込む。
 虚を突かれて硬直する誘拐犯に冬秋は笑みを浮かべる。そして切り上げるように握っていた釘バットを渾身の力で振り上げた。
 振り上げられた釘バットは突き出された両腕をはね上げ、誘拐犯の顎に叩き込まれた。
「あふんっ!」
 顎に冬秋の釘バットを喰らった誘拐犯は上に吹っ飛ばされ、同時に展開していた魔法が発動。
 放出していた魔力が爆発し、その爆風が誘拐犯をギンガの展開していた〈ウィングロード〉に叩きつけた。
 グリップを握っていた左手を離した冬秋は釘バットで自身の右肩を軽く叩きながら、身体をヒクヒクと痙攣させている誘拐犯に説教する。
「女の人苛めたらあかんって……ならわんかったんかい?」
 しかし誘拐犯は冬秋によって喰らわされた一撃で脳震盪を起こしたらしく、身体をヒクヒクと痙攣させるばかりで何の反応を示さない。
 起き上がらない誘拐犯が死んでいないか確かめる為か、冬秋はその場にしゃがみこんで、その首に指を当てて脈を取る。
「ん~。死んではおらへんな……」
 まぁ、身体が丈夫なのは良い事や、と呟きながら冬秋はゆっくりと立ち上がった。
 ギンガは驚いた顔で冬秋と誘拐犯を眺めながらその場に立っていた。
 まさか管理局に所属しない魔導師である誘拐犯が、冬秋によってあっさりと倒されたという事実にギンガは驚く事しか出来なかったからだ。
 どうやったらあんな風になれるのだろうかと考えるギンガ。
 その頭の中でちらついたのは自身と同じように時空管理局に所属する近代ベルカ式の魔導師であり、大切な妹であるスバルの事であった。
 戦いを好まない性格から元々は普通校の出身で魔法はほとんど学んでいなかったが、かの火災事故で『エースオブエース』と名高い高町なのはに助けられてからは自身を師として戦う術を身につけ、またほとんど独学に近い形で魔法を習得。
 陸士訓練校に入ってからはその才能は勢い良く伸び、卒業して二年後には『奇跡の部隊』と呼ばれる機動六課にスカウトを受ける。
 職場の親しい仲間や大切な家族にも言った事はないのだが、ギンガは妹のスバルに対してコンプレックスを持っていた。
 実践で鍛えた破壊突破速度と機動力。戦う者としての生存能力の高さ。
 ウイングロードによる自身以外の機動性向上能力。要救助者の危機を察知する感覚。危険な場所に突入できる意思と勇気。
 周囲の人に『人命救助の為に生まれ育った』とさえ形容されるほどの実力を持つまでに至らしめた妹の才能が、ギンガは姉としてではなく一人の人として羨ましくて仕方なかった。
 一般の武装局員に比べれば、ギンガは遥かに強い部類と言えるだろう。
 しかし、その力量だけでは今もその才能を伸ばしている妹に勝つ事は出来ず、家族とは違う意味で大切な人を守る事も出来ない。
 そんな事を考えるギンガを馬鹿だと嘲笑する人は確かに居るであろう。
 それでも、力が伸び悩んでいるギンガは力が欲しくて仕方なかった。力が全てだとはギンガも思っていないが、大切な人を守る為には何かしらの形で力という物は必要であった。
 そう考えている矢先に現れた冬秋という存在はギンガにとって、衝撃的なものであった。
 魔法を釘バットで打ち返し、苦戦した相手をほとんど一撃で倒す。それも―――魔法らしきものを一切使わずに。
 ギンガがまだまだ未熟というのもあるかもしれないが、それらと違う何かを冬秋が持っているような気がした。
 じっと見つめるその視線に気づいたらしく、ギンガの方へと振り向く冬秋。そして無言で歩み寄っていった。
 そしてギンガの一歩手前で足を止め、ゆっくりと手を伸ばす。

スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://clowncraown.blog90.fc2.com/tb.php/118-464f38ee
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

雪奈

Author:雪奈
「交換戯言日誌」を見に来て下さってありがとうございます。
終焉の引き金を引くのは貴方。
物語の続きを作るのもまた……
読んでいる貴方なのです。






無料アクセス解析

最近の記事

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。