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シグなので

『とある並行世界の一幕』
雪奈・長月

 時空管理局の戦技教導部隊に所属している高町なのはは疲れながらも帰ってきた。
 今日は同僚である和泉アサギ教導官と一緒に実戦形式で局員を鍛え上げていたのだが、今回は実戦形式の模擬戦の収拾に苦労した。
 今回の仮想敵はアサギ一人なのだが、挑んだ局員。計百六十八人がやられてしまったのだ。
 手加減をしている彼女が鍛えないといけない局員を徹底に再起不能までに倒してしまうまでなら、まだ日常茶飯であるだろう。
 しかし百六十八人もの局員を倒した彼女は戦闘狂の血がたぎってしまったらしく、訓練の指示をしていたなのはにまで襲い掛かった。
 類い稀なる魔力を持つ『エースオブエース』の高町なのはならば、一介の戦技教導官くらい迎撃できるだろうと局員たちも考えていた。
 しかしアサギもただの戦技教導官ではなく、野生の獣じみた身体能力と未来予知に近い勘に恵まれた戦闘狂であった。しかし本能のままに戦うのではなく、培った経験も駆使して勝負してくるのだ。その上、管理局に所属する戦技教導官としてのキャリアは、なのはより長い。
 天から与えられた類い稀な才能だけでなく、経験まで積んだ二人がぶつかり合ったのだ。
 あまりの血戦で、とてもじゃないが教材や参考材料には出来ない模擬戦と化していた。
 どうにか捕縛魔法で押さえ込み、ディバインバスターを打ち込んだ所でアサギも頭を冷やし、周囲を呆然させる感じで訓練は終了した。
 アサギとの模擬線で心身共に疲れてしまったなのは。疲労の余り、溜め息をつくしかない。
 我が家にたどり着いたなのはは、ドアノブに手をかけてゆっくりとそのドアを開く
「ただいま……」
「おかえり」
 疲れ果てたなのはを出迎えたのは、エプロンをつけたシグナム。水作業をしていたのだろう。エプロンで手を拭きながら歩み寄ってきた。
 なのははよろよろとおぼつかない足取りでシグナムの方に歩み寄り、その身体に倒れこむ。
 自分の胸へと倒れこんできたなのはを抱き上げながら苦笑する様にシグナムは言った。
「今日は大変だった様だな」
「……うん」
 そう言ってシグナムの首に腕を回し、肩に顎を乗せるなのは。そして頬擦りするかの様に顔を動かす。苦笑しながらも片手でなのはを軽く抱きながら、シグナムはリビングへと向かう。
 シグナムに抱きつきつつ、身体を振り子の様に左右へ揺らしながらなのはは声を掛ける。
「……ねぇ、シグナム」
「何だ?」
 見上げてくるなのはの視線に少し恥ずかしそうにしながら、シグナムは反応を返す。
 なのはも言うのが恥ずかしいのか、顔を紅潮させながらも、少し躊躇う様な口調で訊ねた。
「えっと……重くない?」
 その問いに対し、シグナムはすごく可愛いなと思いながらもなのはに即答する。
「重いわけはないだろう」
 大切なお前ぐらい、支えられなくてどうすると、シグナムは恥ずかしそうに付け加えた。
 告白じみたシグナムの言葉に、なのはは顔を真っ赤にしながらも照れ隠しであるかの様に抱きしめる力を強めた。
 なのはがいきなり抱きしめて来た事に驚いて、バランスを崩したシグナムはよろける。
 片手で抱きかかえている大切な存在を振り落としてしまわない様に、シグナムは両手でなのはを強く抱く事で安定させる。
 大丈夫かと、腕の中にいるなのはに訊ねる為に、視線を下へと下げた瞬間、シグナムの思考と身体はまるで石の様に硬直した。
 そこには小さな少女が自分の腕の中で小動物の様にふるふると震えていたからだ。
 露で濡れた花の様に涙で潤んでいるすみれ色の瞳。上気して、朱が指した頬。彼女の魔力光と同じ様に綺麗な桜色の瑞々しく熟れた唇。
 その桃色の小さな唇に接吻を落としたいという衝動が自身の中に持ち上がったシグナムであったが、それを理性で抑えながらも腕の中にいるなのはをリビングへと連れて行く。
 リビングにたどり着いたシグナムは、背中を曲げる事でなのはをソファーに座らせる。
 しかし、なのははシグナムの首に回した腕を緩めようとしない。首を傾げているシグナムになのはは顔を寄せ、その頬にキスをする。
「ありがとうね……シグナム」
 シグナムの首に回していた腕を緩め、顔を離したなのははそう言って淡く微笑む。
 なのはの悪戯によって、シグナムの顔は一瞬で頭から湯気が出るくらい真っ赤になる。
「あっ……アサギが、勧めていた、ケーキ、屋のケーキを、買って、来たんだったな。ちょ、ちょっと取ってくるな……」
 突然のキスによって、動揺しているのだろう。シグナムは言葉の所々を変な所で噛んでいた。
「うん。いってらっしゃい♪」
 なのはも造作や言動からそれを悟ったのだろう。悪戯っぽい笑みを浮かべながら手を振る。
 キッチンにたどり着いたシグナムは鼻を押さえる。そして、流しへ頭を突っ込む。ステンレスで出来たそこに赤い何かがポタポタと落ちる。それは……シグナムの鼻血であった。



 白いケーキの箱を持って、シグナムはリビングに戻ってきた。
 その箱に描かれた紋様とその名前に驚きながらも、なのはは顔をぱあっと明るくする。
「聖王教会のカリム・グラシアさんお勧めの洋菓子店。ゴーズエルベのケーキだね」
 ―――ゴーズエルベ。
 創業を始めたのは新暦より遥か前からだという、長い伝統のある高級洋菓子会社。
 正式な時代などは不明なのだが、始めたのはトルテ・ゴーズエルベとエーデル・シュタインと呼ばれた二人の名シェフ。出身はベルカ民族。
 当時は王室や高級レストランなどへの卸売りのみで、小売りはしていなかったらしい。
 今でもベルカ領に出店して小売販売をしているのみで、大体は聖王教会の上層部の会合で出されるお茶請けを作るのみとなっている。
 品質管理が厳しい事で有名で聖王教会御用達商の中でお店に紋章を使用する事が正式に認められている数少ない会社の一つ。
 クオリティは創業当時から変わっていないらしいが昔よりは幾分か敷居が低くなった為、その人気は今も昔も高いといえる。
 ここ数年は特に人気が高く、『聖王教会の美しき金色』と謳われるカリム・グラシアが戦技教導隊のとある教導官とお忍びで食べに来る噂が存在し、更に人気を呼んでいるらしい。
「任務の帰りに買ってきたんだ」
 テーブルでなのはと向かい合う様に座ったシグナムは誇らしげにそう言って、冷蔵庫の中で少し冷たくなった箱を開ける。
 その中にあったのは、宝石そのものであった。
 掛けられた飴によってキラキラと輝く苺などの果実が乗ったタルト。粉砂糖が粉雪の様に振り掛けられ、精緻で立体的な飴細工のなされたシュークリーム。
「わぁっ……」
「……ほう」
 宝石の様だと形容する事が出来ない菓子の美しさに二人は息を呑む事しか出来なかった。
 余りの美しさに二人は食べるのを躊躇ってしまうのだが、白い箱にあるのはあくまで生菓子だ。早く食べなければ味も落ちてしまうだろうし、放って置いたら腐りかねない。それこそ、勿体無いと言う事だ。
「……とりあえず……食べようではないか」
 夜天の王を守る守護騎士であり、『烈火の騎士』という異名を持つ彼女でも、箱の中にある菓子に威圧の様な物を感じているのであろう。その声は少し恐れおののいている。
「そっ……そうだね……」
 なのはも向かいにいるシグナムと同じ様に、目の前にあるケーキに威圧か何かを感じているのであろう。少し緊張している面持ちだ。
 じっとなのはを見つめながら、その声を微かに震わせながらもシグナムは訊ねた。
「なのは。お前はどっちを食べる?」
 にこりと楽しそうに笑いながら、なのははシグナムに答えを返した。
「……シグナムに食べさせて欲しいな」
 なのはの何気ないその一言によって、シグナムの身体は硬直し、思考は完全に停止した。
 数分前に頬へキスされた時もどうにか動いていた思考が今、その動きを止まってしまった。
 一瞬にして顔から火が出るのではないかというくらい真っ赤になるシグナム。
 その原因であるなのはは意味が分からないかの様に小さく首を傾げる。
 ひとまず、熱を測る為になのはは身を乗り出し、シグナムの方へと顔を近づける。そして、自身の額とシグナムの額をくっつけ合わせた。
 そこで、ちょうど身体共に動きを止めていたシグナムは我に返る。そこで見えたのは―――自身の間近にあるなのはの綺麗な顔であった、
 顔が近いせいでお互いの息遣いを感じる事も出来るくらいであったし、まつげの数を数えたりそのままキスをする事など容易な事であった。そして、なのはからはとても甘い匂いがした。
 確かになのはは時間がある時はお菓子を作るのだが、その時の甘い匂いとは少し違う匂い。
 そう、あえて例えるならば――小さい子供を持つ母親の様な甘くて安心する匂い。口が悪い人ならば乳臭いと形容する匂いかもしれないが、なのはのそれはどんな人でも落ち着かせる事が出来る様な優しい匂いであった。
 しかし、シグナムはそれで和んでいられないくらい動揺していた。仲間であり家族である八神家を出て、一緒に同居しているくらい大切な女の子の顔が間近にあれば、正気ではいられないのはある意味で当然なのかもしれない。
 鍛え抜かれた腕と足を精一杯動かして後ろに退く事で、シグナムはなのはから距離を取る。
 明らかに動揺しているシグナムに、なのはは一瞬だけキョトンとしながらもすぐに悪戯っぽい笑顔を浮かべてクスクスと笑う。
「そんなに私の事……嫌い?」
 シグナムは真っ赤になりながらも、首が飛ぶのではないかと思うくらいの勢いで首を振る。
 その仕草でなのはは悪戯を思いついた子供の様に笑い、自身の隣へ来るように手招きした。
 もしかしたら何かあるのではないだろうかと警戒しながらも、なのはの方へと近づくシグナム。その姿を同じ守護騎士のヴィータやなのはの同僚であるアサギが見たら、あのシグナムがまるで入りたての新人局員であるかのようにビビっていると大爆笑した事であろう。
 いきなり何かされるのではないかと思いながらも恐る恐るなのはの隣にゆっくりと腰を下ろすシグナム。ソファーに身体が微かに沈む。
 そのままなのはは模擬戦以上に緊張した面持ちで隣に座っているシグナムの腕に抱きつき、じっとりとした艶かしい目つきで見つめる。
 腕に温かくて柔らかい物が押し付けられ、羞恥で頬を赤く染めながら上目遣いで見つめられているシグナムの思考は蕩けていった。
 シグナムに接吻を落としたいと思わせたその綺麗な桜色の瑞々しく熟れているなのはの小さな唇から、ゆっくりと言葉が紡ぎ出される。
「やっぱり……食べさせて……欲しい……な」
 他人を惑わせてしまう様な艶かしいなのはの『お願い』に、既に心が陥落しているシグナムはもう頷く事しか出来なかった。
 震える手でフォークを握り、カリム・グラシアもオススメのを切り分ける。
 そしてその一口大に切ったタルトを乗せたフォークをなのはの方へと差し出す。
 シグナムが出来ると思わなかっただろう。なのはは少し驚きながら「えへへ」と、照れくさそうに赤みが帯びさせて笑いつつ口を開く。
 なのはの口へ一口大のタルトが乗ったフォークを差し出すシグナムは緊張からか、その手は小刻みにプルプルと震えている。
 差し出されたタルトをパクリと口に含んだなのはは、その味に恍惚とした表情を浮かべる。
「やっぱり、美味しいね。タルトがしっとりとしていて、果実がとても甘いんだぁ……」
「そうか……」
 シグナムはそう言って、持っていたフォークを前のテーブルに置き、そのままなのはの方へと身体を寄せ、右手でその顎を軽く持ち上げる。
「じゃあ、私も味見させてもらおうか」
「……ふぇ?」
 素っ頓狂な声を上げるなのはの頬に左手を添え、シグナムはさっきから接吻を落としたくて仕方なかった桜色の唇を塞いだ。
 なのはが驚いている間に舌がいつの間にかこちらの口腔内に進入していたシグナムのそれと絡まり、更に思考を停止させた。
「ん……はっ……ふ……」
 なのははシグナムとキスを交わすたびに身体が熱くなっていくのを感じた。その熱さが太腿の間にあるなのはの秘壷から蜜を流す。
 シグナムはなのはと執拗に舌を絡めていく。
 そして熱に浮かされたなのはもシグナムの舌に舌を絡めていく。
 口腔を蹂躙して陵辱していくシグナムの舌をなのはは受け入れる。粘質な音さえ洩らす濃厚な口付けに、二人の思考が蕩けていく。舌が絡まって、吸われて、甘噛みされて、融けるように混ざり合って、何も考えられなくて。
 溶けた飴やタルトの塊が二人の口腔を行き来し、溶けていき、二人の唾液と混ざり合って、唾液と飴の混合物が二人の口腔を汚す。
 そんな一瞬が長く感じられてしまう。時間の感覚は何処までも引き伸ばされるが、余り時間が経っていない。二人はその菓子が奏でる甘さで深みに堕落していき、その中に溺れていく。
 数分ほどしてシグナムの唇がゆっくりと離れると、なのはの唇との間に半透明な糸が引かれた。真ん中から自重でぷつりとちぎれたそれは、考えるまでも無く二人の唾液。
 何回も飲み込んで、何回も飲み込まれたそれらが混ざり合ったものが蕩けきった二人の口元から垂れた物が肌を滑って、二人の肌を汚す。
 荒い息を吐いているなのはをシグナムはそのまま、ソファーの上で押し倒した。
「シグ……ナム?」
「……私はお前が食べたい」
 そう言ってシグナムはまず、なのはの着ている航空部隊の制服のボタンを外していく。上のジャケットやカッターシャツのボタンを外され、遂にはブラジャーまで外されてしまう。
 シグナムによって肌を露わにされてしまったなのはは羞恥によって、甘い鳴き声を上げる。
「やぁ……」
 しかし言っている間になのははまた唇を塞がれ、言葉を呑まされる。その上、シグナムはそのまま舌を挿入して、なのはの咥内をまるで自分の物と言わんがばかりに蹂躙していく。
「ぷは……ぁ……」
 どうにか唇を離して貰ったなのはは必死で呼吸をする。頬は紅潮し、その目は与えられた快楽で蕩け、口からは涎が垂れていた。
 そんな表情を眺めながら、シグナムは額に唇を当てる。そのまま瞼や鼻先にキスを落とし、喉や鎖骨のラインをなぞる様に舌を這わせる。徐々に下部へと降りていくシグナムの唇は、なのはの肌を舐めたりついばんだりしていく。
「だめぇ……きたないよぉ……」
 背中が小刻みにプルプルと震えるのを感じながら、必死で赤くなった顔を腕で隠すなのは。
「お前に、汚い所なんて……あるものか」
「ひゃあっ……」
 豊満に膨らんだ胸の突起を舌でなぶられたなのはは背中に電流が走り、身体を弓なりに仰け反らせる。大雑把な感じがするシグナムとは思えないくらい丁寧に、なのはの性感帯を責めながら舌を這わせていく。敏感な所を舐められるたびに、なのはの身体は火照っていった。
 与えられる快感によって身体を暖められる感覚や幾呼吸も続くくすぐったさと恥ずかしさから逃れようと、なのはは身体を動かす。
 でもシグナムはそれをそう易々と許そうとはせず、舌を下腹部へと下ろしていく。そして両足を開かせられる事により、スカートから健康的で清潔感溢れる下着が露わになる。
 シグナムは両手でなのはの両膝を押さえつけ、なのはの下着を眺めながら言った。
「私が……お前の熱を…冷まそう……」
 そう言って、シグナムはなのはの白い下着の上から秘所に舌を這わせる。
「はぅ……」
 なのはの秘壷から蜜が溢れ、下着を濡らす。唾液ではない物で濡れ始めた部位を舌で繰り返しなぞりながら言う。
「私の唾液じゃない何かが濡れていないか?」
 その言葉に、なのはは真っ赤になった顔を手でを隠しながらいやいやと激しく顔を振る。
「……私で感じてくれるのだな」
 シグナムは片手を離し、空いた片手で自身の下着の中に手を入れる。そして、自身の秘所も弄り始めた。何か、粘り気のある液体をかき混ぜるような淫音がシグナムからし始める。
 布越しであるのに、なのはの秘所は溢れ出る蜜で徐々に濡れ始めた。
「……よぉ……からだが…あついよぉ……」
 なのはの口からだらしなく涎が垂れる。それと比例して、秘壷からも蜜が溢れていく。
「ひゃっ!ひゃうっ……シグナムぅ……頭が真っ白になっちゃうよぉ……」
「良いぞ。イっても」
 そう言って、シグナムはなのはの肉芽らしき場所を下着越しに甘噛みする。
 なのはの頭の中は真っ白になり、力が抜ける。それと同時に秘壷が締まり、蜜が潮の様に噴き出す。そして、声を震わせながら声を上げる。
「あっ……うっ……」
 蜜が出てからしばらくして、秘壷から黄金の聖水が勢いよく溢れ始めた。秘壷から溢れ出した蜜と尿の混合液がなのはの下着を濡らす。
 ソファーも濡れて行くにも関らず、シグナムはなのはの下着に顔を埋め、そこから溢れ出たその混合液をまるで高級なスープであるかの様に音を立てながら啜っていた。
 下着が濡れる不快感を感じながら、なのはは顔を羞恥で赤く染め上げながら嘆く。
「またシグナムに汚されちゃったよぉ……」
 蜜や尿でぐちょぐちょになったソファーになど気にも留めず、シグナムは目に涙を浮かべながら恥ずかしがっているなのはも可愛いなとのんびりと考えていた。
 そしてなのはの頭に手を伸ばし、シグナムはその頭を撫で始めた。
「お前がいけないんだ。そんな顔をするから」
 殺し文句に近いシグナムの言葉に、なのはは惚けた様な顔でそのまま固まってしまが、すぐに我に返り、、苦笑いしながら言った。
「とりあえず……片付けないとね」
「……そうだな」



 ひとまず、ゴーズエルベのケーキを冷蔵庫に入れたり、ソファーに消臭剤を掛けると言った後片付けを終えた二人は一緒に入浴していた。
 浴槽の中でお互いの肩をくっつけ合いながら、シグナムに声を掛けるなのは。
「シグナム」
「……ん? 何だ」
 首だけを動かして、シグナムはなのはを見る。
「大好きだよ」
 そう言って、なのはは湯船の中でシグナムの手の平と自分の手の平を合わせる。そして指と指の間に自分の指を絡め、ぎゅっと手を握った。
 なのはからの告白と、お湯の中で繋がれた手の柔らかさで、シグナムの頬に朱が差す。
 シグナムが赤面する姿を眺めながら、悪戯を思いついた子供の様な表所を浮かべるなのは。
 そして、なのははシグナムの方に顔を近づけ――その耳にそっと息を吹きかけた。
「ひゃうっ!」
 お風呂に入っているにもかかわらず、背中に寒気が走ったシグナムはいつもの凛とした感じでなく、女の子らしい声を上げた。
「ふふっ……」
 シグナムの可愛らしい反応に、なのはは笑い声を漏らしながらその耳をぺろりと舐める。
 ソファーの上に弄ばれて、更に失禁させられた事に対する意趣返しという事だろうか。
「……なのは」
 痺れていくのを感じながらもシグナムは首にキスしたり、その線をなぞるように舌を這わせたりし始めるなのはの名を呼ぶ。
「ふふっ……なに?」
 楽しそうな笑い声を漏らしながら顔を上げたなのはの前髪をかき上げ、ゆっくりと顔を近づけるシグナム。そして、その額に唇を落とす。
「……あう」
 いきなりキスを落とされるとは思わなかったのか、額を押さえるなのは。その顔には驚きが広がり、火が出るくらい真っ赤になっていた。
 明らかに動揺が顔に出ているなのはを眺めながら、シグナムは楽しそうに笑う。
 赤くなった頬を押さえながら、なのはは呟く。
「嬉しくて、離れたくないなぁ……」
 なのはの惚気にシグナムは苦笑。しかし次の瞬間には笑みを浮かべながら、頬にキスをする。
 唇を離したシグナムは、なのはに微笑む。
「私はとても幸せだ」
「明日はもっと幸せだよ? きっと」
 笑みを浮かべながらなのははそう返す。
 そして二人は、湯船に浸かりながら楽しそうに笑いあった。その姿はとても幸せそうだった。

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